家を建てたとき、庭の真ん中にどんと大きな木を植えたいと思った。
なんにしようと考えて本なども読み漁った。
5きんもくせい
6カツラ
うーん、どれもいい。
実は、ハナミズキ以外は全部植えている。
ヤマボウシは玄関横に。
シマトネリコときんもくせいは常緑樹だから道路側に目隠しを兼ねて。
カツラの木は、山なら30mまで育つと書いてある。庭の真ん中に植えたから、のびのび大きくなって2階の屋根まで届くあたりで毎年剪定してもらっている。リビングからも2階の窓からも見えて、私は眺めてうっとりする。
ハート💛型の葉っぱがかわいくて涼し気だ。
樹形の良さもすばらしい。
秋には葉っぱが黄色になり紅葉も美しい。
葉っぱが落ちてもなお、枝ぶりが美しい。私は新緑の緑は大好きだけど、紅葉ももちろん大好きだけど、葉っぱが落ちた冬の木も大好き。枝が美しい。
年取って動けなくなったときは、窓から木が見える部屋で暮らしたい。
もうすぐ北海道へ行くけど、北海道の住宅には庭木というのがあまりない。
それがちょっと寂しい。
よそのおうちの庭木や花々を眺めながら散歩するのは楽しいものだけど、それができない。雪の多い地方だから仕方ない。庭は雪捨て場になっていた。春にはチューリップがたくさん咲いていた。
なるほど、それなら球根で冬を越せるからなのね。
いつも行く自然公園にカツラの森がある。大好きなルート。
その森の木は確かに30mくらいはある。
カツラは他の木とは違い、オスの木とメスの木の株が別々になっているそうだ。
我が家の木は実はならないからオスなのだろう。
カツラの語源は「香出ら(かづら)」ともいうそうで、紅葉した葉はいい香りがして、昔はこの葉を集めて粉末にしてお香を作ったところから来ているとのこと。
秋の枯れ葉で焚火とかしてみたいなあ。