風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

実家のピアノを処分した

実家のピアノ搬出に立ち会ってきた。

昭和42年1月納入されたもので、56年経った代物。

 

私が小学生の頃使っていたが、ほとんど手入れもされず放置されてきたピアノ。

立派な物置ではあった。上部はレコード、CD、封書入れ、写真など。

鍵盤の蓋の上はハンカチ、タオル、洗濯物等の置き場だったな。

 

ずっとリビングの定位置に大きな存在感で鎮座し、数々の家族の歴史を見守ってきたんだなーと思うと、両親亡き今、またひとつ大きな存在を失うようで、思いのほか寂しい気持ちで見送った。

 

 

名曲ドナドナが心の中で流れる・・・

ちょっと泣けてくる。

実家の片付けはけっこう寂しい。今でも、まだ両親の服や布団や食器などそのままであるが、ひとつひとつ処分していかねば・・・

 

というかいるものだけを選別して残し、業者にお願いすることになるのかな。

この家と土地をどうするかもまだ決めていない。

弟が相続したから弟が決めればよいが、どうするにしてもいろいろ難しい。

このまましばらくは放置して、弟が定年でもして時間ができたら行動開始かな。

 

ひとつだけ待ったなしで相続後すぐ動いたことがある。

実家付近は柿の名産地。

そこいらじゅう柿畑。

我が家にも柿畑が少しだけあった。

母が一人でほそぼそとやってた柿。

実家と違って放置するわけにはいかない。

周りに迷惑かかってえらいことになる。弟がたまに帰ってできるわけもなく。

隣の柿畑の方や、親せきなどあたってみたが、やり手は見つからず。

そして農地は宅地以上に、売るにも譲るにも一筋縄ではいかない。

というか売れないし譲れない(どうするんだ、これ)

 

困っていたところ、近所の方でNPO法人を作って耕作放棄地をそば畑に変えるという事業をやっている方がいて、そこにお願いすることができた。

柿の伐採と伐根もやってくれて、そばを植えて収穫してくれる。

そばは管理に手がかからないのだそうだ。

美しいふるさと。お隣もそば畑になってた。

ここらへんいったい柿畑だったのに。