風に吹かれて

早期退職後自由を手に入れ、二拠点生活を楽しんでいます

印鑑証明って引っ越すとなくなるなんて知らなかった


昨日は撃沈、とほほな一日だった・・・

 

みなさん、「印鑑証明」って引っ越すと消滅すると知っていましたか?

正確には自治体を変わると、です。

住所とセットものだったのです。

私は50も後半、社会人こんなに長くやってきたのに、ハイ、知らなかったです。

 

無知でしたーーーー😭バカバカ。

なんとなく、印鑑証明は一生ものだと思い込んでいました。

 

結婚後に印鑑登録して以来、引っ越しは3回経験しましたが、K市から出たことはなく30年。

 

印鑑証明を使うのって、不動産の契約(我が家は夫と共有名義)、車を買うとき、あと近年では子供のアパート賃貸契約の保証人になったとき、くらいで人生で印鑑証明が必要なケースは片手くらいのものでした(私は)。

 

だから気軽に夫の住まいである北海道に住民票を異動して、困ることなんてなんにもないよなって、思っていたのです。

 

自治体を異動すると、自動的に印鑑証明は消滅するのだと、昨日知りました。

私の印鑑登録は現在、ない状態だったのです。ガーン。

 

kaze2fukaretex.hatenablog.com

 

kaze2fukaretex.hatenablog.com

 

車をもらうことになり、名義変更の手続きを自分でやっているところでした。

 

長女が嫁ぎ先よりもらった車でおもに使うのは私と長女なので、名義は長女でもいいけれど手続きするのは私であること、保険とのからみ(私がゴールド免許なので私を契約者にした方が安い)や、駐車場が我が家であること、などを鑑み、名義は私にするのがいいと思いました。

 

kaze2fukaretex.hatenablog.com

 

インターネットで検索すればやり方も記載例も全部解説されているので、そのとおりに書類を作ればいいので自分でできそう。

 

まずは警察署に行って車庫証明

ここでいったん「住所が北海道?」「住民票の異動ができない理由は?」などの質問がありました。

「異動できない理由はないですが、住所が北海道でも年の半分をK市にいて自宅でのみ使う車なので、不都合はないかなと思いました。納税通知書も北海道に届く方が都合がいいですし」というと、理由書というものを警察の方が作ってくれ、署名しました。

※道民限定のレンタルスキー格安サービスを受けるためとは絶対言えない。

 

この時点で警察には2回出頭しており、2日後に受取。

1週間くらいのうちに計3回も足を運びました。やれやれ。

 

あとは長女のだんなさんに動いてもらい書類をそろえなければなりません。

譲渡人(おばあちゃん)の署名、押印や印鑑証明が必要です。

実際に動いているのは彼のお母さんのようでした。

 

それをおとといの晩、長女のだんなさんが「遅くなりましたー」と言ってもってきてくれたので、よし、あとは私の印鑑証明と念のため住民票も、コンビニでマイナンバーカードで取得して書類がそろうぞ!そしてその足で、陸運支局に出向くつもりでした。

 

が!!

コンビニで取得できない😱

誰に聞いたらいいか分からない。

近くの市役所の出先機関に行って「教えてください」と聞いたところ・・・

 

自治体を転出するとその時点で自動的に印鑑登録は消滅する。

〇印鑑証明が必要なら住民票のある自治体でしかできない。

〇北海道で印鑑登録する場合、「委任状」でできる案件ではないので夫に「代理人申請」してもらう手はある。

〇その場合郵送で確認のため妻に書類が送られてきて郵送のやり取りに時間がかかるし、代理人はK市の例では少なくとも3回市役所に出向く必要がある。

 

最初に対応した若い職員が説明できずに、ベテラン女性職員が出てきて説明してくれました。大変分かりやすく簡潔な要点のみの説明でしたが、私はだんだん遠い目になっていきました。

 

よろよろしながら自宅に戻って、深呼吸、考えろ考えろ、どうするのがいちばんよいか。

車の名義変更って「譲り受けた日から15日以内」にしないといけないと書いてある。

それは書類の作り方でどうにでもなると思うけど、車検が6月!!で近づいている。

車検前じゃないと名義変更できない!!

 

やっぱりK市に住民票異動するのがいちばん簡単で早いと思われました。

警察署の車庫証明は一からやり直しだけど・・・

手数料2200円ももう一度だけど・・・

おばあちゃんの署名押印ももう一度必要だけど・・・(私の住所の記載があるため)

 

ハアア・・・こんな落とし穴があったとは・・・(私が知らないだけ)

名義変更しようと思った時点ではじめっから、警察で「住民票異動できない理由は?」と聞かれた時点であっさり、異動しとけばよかった。

やっぱり他人が理解しにくいややこしい手続きというのは、どっかで無理が来るものですね。

シンプルイズベストだなあと思った事件でした。

 

というわけで、またK市民に戻ります。

マイナポータルで転出届できるから、便利だ(これは本当にそう)。

 

だけど印鑑証明っていったいなんなのだ???

私の何を保障してくれるものなんだろう。

この住所にこの印鑑も間違いなく私がもってますよの証明。

 

このデジタル時代の印鑑不要論も出て来たこの時代に、まだ絶大な信頼度を持っているのですね。

だけどやがてなくなりそうな気もしますね。

 

ちなみに最近「印鑑登録」したばかりの長女と二女。

長女は「結婚したから」という理由で新しい姓で。

二女はこの春、夫のアパートの「賃貸契約の保証人になるため」。

銀行に勤める二女は名字でなく下の名前での印鑑を見ることが多く、どうせ印鑑作るのならと下の名前で実印を作り、下の名前で印鑑登録しました。

 

それも私は知らなかった。下の名前で印鑑登録できるなんて・・・

結婚後姓が変わっても変えなくてよいというのは、とっても便利!

いやー、還暦近くても無知の知

まだまだ知らないことだらけです。