風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

北ウィングと南ウィング

GW明けの月火で、夫と東京で会ってきた。

 

私は6月下旬に北海道の夫のところへしばらく(梅雨と夏の間避暑をかねて3か月ほど)行くつもりであるが、その前にしばらく会っていないので、JALのリベンジセールで航空券が安く取れるのが分かった4月、ちょっと東京で会おうかということになった。

※片道7000円くらいで行けた!ラッキー💛

 

東京だと北海道からでも九州からでも便もたくさんあるし便利なので、お互い1泊2日くらいでちょっと行って帰ってこられる。

 

ここのところ私の退職、次女の就職、降ってわいた長女の引っ越し予定(結婚か?)、その他保険のことやら税金のことやらいろいろ連絡事項があったので。

 

2日目の帰りお互い17時過ぎの羽田発飛行機だった。これまでよく知らなかったが、北海道へ帰る夫は北ウィングから、九州へ帰る私は南ウィングから飛ぶのですね。いや、羽田からは何十回と乗っているが、なんの意識もなくいつも南ウィングから乗っていたのだ。

出発まではドトールで時間をつぶしたがまだ1時間半ほどあったので、早めに保安検査場を入って中のラウンジでゆっくりしようとなった。が、保安検査場を過ぎたところで案内図を見て、ラウンジの場所を確認すると、クレジットカードのゴールドで使えるラウンジの場所は北ウィングと南ウィングのそばにそれぞれあった。はじっことはじっこである。(もっと高級な誰が使えるのかよく分からないラウンジは真ん中ほどに別に2つあった)

どっちに行ったらいいのだ?どっちにしてもかなりの距離がある。そこに立ってたガードマンのような方に「北ウィングから南ウィングまで、歩いて移動すると何分かかりますか」と聞くと「さあ、そうですねー、かなりありますよ。20分か25分かかかるのでは。意外と距離ありますもんねー」と帰ってきた。「どっちのラウンジに行こうかと思って」「北と南、行き先がちがうんですか」「そうなんですよ」「・・・・」

しばらく夫と無言で考えたが、「ここで別れるか」「そうだね」となった。

早めに入ってゆっくりしようは、早めにさよならとなったのであった。

まあ、ゆっくりはできましたけど。

 

北ウィングと南ウィング、恐るべし!どんだけ広いんだ、羽田空港

 

そして北へ飛び立つ便は北ウィングから、南へ飛び立つ便は南ウィングからなんて、この年までその言葉の意味を考えたこともなかったのであった。中森明菜の北ウィングの歌詞もよくかみしめたことなかったけど、あれは北へ飛び立つ歌だったわけね。

悲しい歌はいつも北へ飛び立つよね。(「ひとり旅立つ」「ミッドナイトフライト」のわりには実はあまり悲しくなかった、決意の歌だった、今初めてかみしめてみた)

上野発の夜行列車も「北へ帰る」しね。(津軽海峡・冬景色 石川さゆり