風に吹かれて

早期退職後自由を手に入れ、二拠点生活を楽しんでいます

桜島のド迫力:リベンジかなう

桜島って鹿児島市内からもすぐ近くに見えて、車を運転していても道路の先にドーンと鎮座していて、堂々たる風格ある立ち姿に「おおっ」と声が出るほどの迫力がある。

これは鹿児島市民の自慢の山だろうなと思う。

 

奇しくも今年5月に長女と旅行で来たばかり。

あのときは雨で桜島は裾の方しか見えなくてとても残念だったのだが、半年もたたないうちにリベンジできるとは。

今回は二女の思いがけない転勤で引っ越しの手伝いでやって来たのだが、こんなご縁もあるのだな。

 

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ところで桜島は活火山で日常的に灰をまき散らしているのをご存じだろうか。

季節によっては鹿児島市内に飛んでくる(確か夏場が多い)。

火山灰用の専用ゴミ袋もある。

 

二女の家でテレビを見ていると天気予報では「降灰予報」があり明日の風向きとどこに灰が飛ぶかちゃんと発表される。

灰が飛んでくるときは洗濯物の外干しはできない。

おもしろい!

北海道で「雪かき予報」が出るのと同じくらい斬新でおもしろい!

 

引っ越しのとき二女のアパートの階段付近で隅の方に溜まっているものを見て「あっこれは灰じゃない???」「灰だ」「ほんとだ」「すごい」とみんなでおもしろがった。(みんなというのは二女の彼氏を含む3人)

イルカの訓練に出くわす

桜島の写真を撮りたくて、水族館やフェリー乗り場をうろうろして、フェリー乗り場の駐車場が1時間以内無料だったので停めさせてもらい、近くの公園まで歩いて撮った。

 

歩く途中に水族館を通り過ぎた。

そしたら!!なんと!!ラッキーなことに外の水路でイルカの訓練中で、自由に観覧することができた。

訓練中とはいってもアナウンスもあり、いろいろな芸を披露してくれて歓声が上がった。

5月に水族館にも長女と行ったんだけど、イルカがいてショーがあってるなんて情報を持ってなかったので、見逃してあとからくやしがったんだよ。

期せずしてイルカショーのリベンジまでできてしまった。

私ってツイテルー🎵

白いお腹を上にして仰向けで泳ぐ技(これは難しいんだって)

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知覧・枕崎一泊二日旅行から鹿児島市内へ戻り、二女の家でしばしくつろぎTVで天気予報を見ておもしろがり、二女が仕事から帰ってくるのを待って一緒に晩御飯を食べ、鹿児島中央駅まで送ってもらった。

そして私は新幹線で帰った。(熊本地震後復旧していてよかった)

リュックの中にはおみやげで買った鰹節。

鰹節の匂いをそこはかとなく漂わせながら。

ー鹿児島旅行編おしまいー

 

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枕崎お魚センターは鰹節食べ放題で鰹だし飲み放題🎵

「きばらんかい」は方言で「しっかりしろ!」の意味

知覧から南へ車で30分、鹿児島南端の漁港である枕崎で目指すのは「枕崎お魚センター」。

枕崎は鰹(かつお)。

鰹のたたきに鰹節。

 

枕崎お魚センターにある「枕崎みなと食堂」では、なんとなんと、鰹節は食べ放題、鰹だしは飲み放題とな💛

 

食券売り場に並び、何を選んだらいいか迷ったが、人気ナンバーワンは「枕崎鰹舟人めし」(鰹だしをかけて出汁茶漬けにして食べる)だったが、せっかくならかつおをたっぷり味わおうと人気ナンバー3の「枕崎ぶえん鰹とタタキの2種丼」をチョイスした。

人気ナンバー3「枕崎ぶえん鰹とタタキの2種丼」1700円

※ぶえん鰹って何?

枕崎で水揚げされる一本釣り&船上血抜き・急速冷凍にこだわったブランド鰹です。

抜群の鮮度のまま冷凍されるので、生臭さやクセがほとんどなく、まるでマグロのような鮮やかな赤身で、もっちりとした弾力ある食感が楽しめます。

 

鰹のたたきって、スーパーで買うと当たり外れがあって、実はちょっと苦手だったりもする。

だけどこれならOKよ。

さすがにマグロとは思えなかったが、臭みなんかまったくない。

お茶はもちろん知覧茶。ちゃんとおいしい緑の濃いお茶。

 

そしてそして、ジャーン🎵

鰹節取り放題

この食堂に入る前から、センター1階の売店で実演で鰹節を削って売っていて、そこらいったいが鰹節のいい香りに包まれていたのだ。

すでにもう鼻も口も鰹節まみれになっていたのだよ。

その削りたて鰹節、食べ放題なんて素敵すぎる。

3杯お替りした。

 

続きまして、ジャーン🎵

鰹だし飲み放題

これが本当においしかった!

これも3杯お替りした。

鰹の2種丼を1/3くらい残して、このアッツアツのおだしをかけて、さらに追い鰹節をたっぷり投入し、出汁茶漬けにした。

うーん、これでもかの鰹だし、ウマイ!

 

この削りたて鰹節は売店で袋一杯入って300円で売っていたので、おみやげに買って帰った。(帰りの新幹線でリュックの中からそこはかとなく染み出す香りにちょっと困ったが)

枕崎平和祈念展望台

ものものしい雰囲気の灯籠の坂道を上ると

海の見える展望台へ

枕崎お魚センターから少し行ったところに「火之神公園」というところがあった。

アメリカ軍の空襲を受け沈没した「戦艦大和」の鎮魂のため作られた平和公園だった。

この先の坊ノ岬という東シナ海で沈没し、犠牲者はなんと3000人😱!

映画「男たちの大和/YAMATO」のロケ地にもなったそうだ。

 

★おまけ:知覧の茶畑と開聞岳★

知覧は一面に広がる茶畑が美しい

知覧から枕崎に向かう道は、一面に広がる茶畑がとても美しかった。

九州のお茶の産地といえば、「八女茶(やめちゃ)」や「嬉野茶(うれしのちゃ)」が有名だと思うが、「知覧茶(ちらんちゃ)」もひけをとらない。

 

ふだんあんまり日本茶を入れて飲まない私も、旅先で何度となく知覧茶を頂いておいしかったので、おみやげに知覧茶も買って帰り、急須を久々出してきて飲んでいる。

やっぱりいいね、日本茶は。

 

道中の茶畑があんまりきれいだったので、2度ほど停車して写真撮影した。

左の方には指宿の開聞岳(かいもんだけ)が見える!

日本全国に〇〇富士ってあるけれど、開聞岳は「薩摩富士」と呼ばれる。

ほら、美しい三角形。

 

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知覧の武家屋敷群:美しい庭園と街並み

知覧には武家屋敷群が残り薩摩の小京都と呼ばれる。

江戸時代の薩摩藩は、武士を一か所に集めることなく各地に分散して統治していたそうだ。

 

美しい街並み。

大河ドラマ「西郷どん」の撮影にも使われたそうだ。

驚くべきはどの家にも今も主がいて普通に住んでいる。

なので、お屋敷はたくさんあれど、「私有地につき立ち入り禁止」の看板も多く開放されているのは7つのお屋敷だった。

どの家も玄関はこんな感じ。

道路からは中が見えず回り込むアプローチ。

そしてどの家にも立派な庭園がある。

手入れの行き届いた庭園の美しさよ。

第一「西郷恵一郎庭園」

第三「平山亮一庭園」

道路側から見ると面白い。植木の刈り込みで山を表現しているのかな

第五「佐多民子庭園」

第四「佐多美舟庭園」

第六「佐多直忠庭園」

このお宅、第六のお屋敷「佐多直忠庭園」のこの縁側には、住人である80代くらいのおばあちゃんがずっと座って観光客相手にお話をしていた。

これが日課らしく私が行ったときは、観光客のご夫婦とにぎやかにお話されていた。

ご夫婦が去り私が一人残ると私に話しかけてきた。

「どちらから?」

「福岡や熊本は都会だからだいぶいいでしょうけどね」

「鹿児島は、市内はまだいいけど、この辺はね、今でも大変よ」

 

話し始めて二分もしないうちに聞いてもないのにとうとうとしゃべり始めた内容は、

〇私はここへ嫁に来た

〇結婚当初は奈良に住んでいた時期が長かったが、こっちへ来て驚いた

〇長男に対する態度はそれなりだが、私に対する態度は「あんたは嫁でしょ(口を出すなと言う感じ)」

〇46才で夫が亡くなり女手一つで男二人の子供を育て上げた

〇子育てはこんな場所ではできない。進学する先がない

〇こちらへ来て何年たっても嫁の分際でひどい扱い

 

この田舎が現在もどんなに閉鎖的で女性蔑視なのかというおよそ悪口だった。

おお、始まったな、これを観光客相手にぶちまけているんだな、これは長くなりそうだと思ったので、そうそうに引き上げさせていただいた。

左が男玄関、右が女玄関

この話をきいたあと見たお屋敷、知覧独特の造りで縁側のある南向きの庭園側の部屋は男の人達用、女はお勝手のある方、入り口も分けられており「男玄関」「女玄関」とある。

昔は別棟だったのを不便だということでつないだ独特のL字型みたいな造り。

 

知覧は鹿児島の中でも特に、男尊女卑が強烈な場所だったのだ!!

おばあちゃんが今もうらみつらみを観光客相手に日がな一日しゃべりたくなる気持ちも分かるような。

そうそう、第六のお屋敷の表札は「佐多〇子」となっていた。

おばあちゃんの名前だと思う。

夫の名前でも長男の名前でもないところに、なんだか、おばあちゃんの意地が感じられた。

L字型みたいな屋根は工法も独特なのだそう

知覧だけに見られる男玄関女玄関の説明

なぜ南は南方は男尊女卑なのか考えたが分からなかった。

離島なんかもそうらしい。

男尊女卑というと言葉は悪いが、それって女性を守るためのものでもあると心得ている。

イスラムのヒジャブがある意味女性を守るものであるように。

意味ある側面と意味のない側面と両方あるとは思うけど。

考えても分からなかったけど、あのおばあちゃんの愚痴が強烈だったことが一番印象に残っている。

 

途中で一服。知覧茶はおいしい!(ホットかアイスか選べる)
これで300円。お菓子も3種類から選べる

泊まったのはここ。地元の人も利用する温泉がなかなかよかった。

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知覧特攻平和会館で思いを馳せる

子供の引っ越しを手伝って鹿児島まで行ったので、このまま帰るのはもったいない。

 

知覧特攻平和会館に一度は行ってみようと思っていたのでいい機会だ。

知覧には知覧武家屋敷群という見どころもある。

鹿児島市内から知覧までは車で約1時間。

知覧で一泊して(温泉もある!)翌日はさらに南、枕崎を目指すことにした。

知覧から枕崎までは車で約30分。

 

知覧特攻平和会館

知覧のこの場所はもともとはパイロット養成所だったのだそうだ。
福岡の大刀洗(たちあらい)にある航空学校の支部としてスタートしたそうだ。

福岡と鹿児島を飛行機が訓練で行ったり来たりしていたのだそうだ。

 

そのあと開戦となり、戦況が悪化するにつれて最後は特攻の飛び立つ主要な地となってしまった。

 

何を隠そう私の出身地は福岡で、大刀洗って実家のまあまあ近くなのだった。

だけど大刀洗に軍の主要な航空学校があったなんてちっとも知らなかったし、誰も教えてくれなかったぞ。

大刀洗にも戦争の歴史を伝える平和記念館なるものがあると知ったのはわりとこの頃である。(ここにも行ってみないといけない)

 

特攻隊の戦死者は1036名、そのうち約半数の439名が知覧基地から出撃したそうだ。

 

特攻隊は知覧だけでなく、大刀洗や宮崎や熊本などの九州各地、ほかにも台湾などからも飛び立ったのだそうだ。

 

隣接する知覧平和公園

この平和会館に収められているのは特攻隊員たちの遺影と遺書。

写真撮影禁止だったので内部の写真はないけれど、飛行機が一機展示されているくらいで、ほぼすべての展示物が遺影と遺書。

遺書は一枚一枚広げられてガラスケースに収まっており、それ以外にも引き出しの中にたくさん収まっており自由に開け閉めしながら見ることができる。

 

遺書とは特攻隊として飛び立つ前に書き残した別れの手紙で、家族にあてたものだが圧倒的に一番多いのは母親あてだという。

父や兄姉などにあてたものもあるし、婚約者にあてたものなどもある。

どの話も泣きごとは言わず、お国のために、ひいては家族みんなの将来の幸福のために、胸を張って行ってまいります、というような内容。

手紙の直筆の文字は見ているだけで心にぐっとくる。

 

達筆すぎるものの横には解説文がある。

私は音声ガイドを200円でレンタルして聞きながら進んだ。

 

泣き崩れそうになった話を二つ。

30代前半の特攻隊員には幼い子供が二人いて、下の子はまだ乳飲み子だった。

妻はラジオ放送で夫が特攻隊員として飛び立つことを知り、ショックで翌日から母乳が出なくなった。

当時母乳に代わる代替品など調達することは難しく、生後8か月の乳飲み子は亡くなってしまったという話だった。

 

もう一つ。

パイロットではないが整備士だったか知覧で働く職員で、自分も特攻隊として飛びたいと希望した人がいた。

でもパイロットではないため希望は通らず、なんどか希望しては却下された。

その人には東京に妻と幼子二人がいた。

妻は「夫の希望が通らないのは私たちの存在が足手まといになっているのでは」と利根川に子供とともに飛び込み3人とも亡くなった。

そしてこの特別な事情を考慮され、夫の特攻隊入りの希望がかなえられ、特攻隊員として任務に就いたそうである。

家族にあてた手紙は、待っててね、お父さんも立派に任務を果たしてそちらに行くよ、的なことが書かれていたと思う。

 

三角兵舎(兵士が寝泊まりする)

これは特攻隊の兵士が最後の数日を過ごす「三角兵舎」。

半地下で三角の屋根だけが地上に出ていて、屋根には杉の木をかぶせたりしてカモフラージュし、米軍の飛行機から見えないようにしていた。

 

ここで遺書が書かれた。

見回りの職員が夜に近づくと、兵士のすすり泣きが聞こえてくることも。

 

「富屋食堂のトメさん」石原慎太郎

短い青春を懸命に生き抜き散って行った
特攻隊の若者たちが「お母さん」と呼んで慕った

富屋食堂の女主人、島濱トメさんは、

折節にこの世に現れ

人々を救う菩薩でした      石原慎太郎

 

トメさんは、松坂慶子じゃん!!とピンときた。

映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」を少し前にUNEXTで見ていた。

福原遥演じる女子高生が、戦時中にタイムスリップして水上恒司演じる特攻隊員と出会い恋をするというお話。

食堂のおかみさん役が松坂慶子で、確かにみんなが慕うおっかさん、菩薩のようだった。

なんと、実話だったのだ。

 

 

 

二人の娘②


生まれ落ちたその日からよく泣く赤ん坊だった長女と生まれ落ちたその日から全く泣かない赤ん坊だった二女。

満月の夜に生まれた長女とよく晴れた朝に生まれた二女。

 

始めから全く違う二人の娘。

今私が気になっているのは、この初期設定の違いは一生続くのかということ。

大人になった現在も変わっていないと思うからである。

 

長女は何につけ慎重で不安で自信がない。

今でも母親の私にいろいろ相談してくる。(半べそで)

 

今の彼女の悩み事は「不妊治療」と「退職(もしくは転職)」。

大きな悩みではあるけれど聞いてやることしかできない。

大人になってからもいつもいろいろなことに悩んでいる。

 

彼女の夫はとてもやさしい人だ。

やさしい夫がいて、仕事も好きな仕事を順調な成績でやれている。

はたから見たらじゅうぶん幸せでもっと穏やかに現状を肯定してもよい境遇なのだ。

 

大人になった彼女はさすがに手放しで泣き喚くことはないが「めんどくさい私でごめん。でもどうしようもない」と夫にも私にも悪いと言いつつ、かわいそうに、遠慮しいしいの態度である。

近頃はチャッピーという良き相談相手を得て、夜中に不安でいっぱいになったときはチャッピーに聞いてもらっているのだそうだ。

将来についても不安がいっぱい。(貧乏おばさんになりそうで怖いとか)

生理前がいけない。絶望的な気持ちになるのだそうだ。

 

脳の初期設定が「不安と不満」なのではないだろうか。

もしかして私のせいではないかと思う。

私は産後ブルーにもなったけど、マタニティブルーにもなった。

鬱の気が胎内の赤ん坊に影響したのではないかと思う。

 

そうだとしたら脳の初期設定だとしたら、この先もずっと生きていくのがしんどいだろうなと思う。

子供ができないのも悩みだけど、子供ができたらできたで大変だし、子育て中だってずっと悩みはつきないものなんだ。

私のせいかもしれなくて申し訳ないけれど、前途多難だなと心配になる。

 

一方の二女は、親にはなんにも相談することなく、自分で考えて自分で決めてどんどん一人で進んでいくタイプ。

これも幼少期からそうだった。

脳の初期設定が「信頼と自信」なんだろうと思わずにはいられない。

 

小さい頃公園で、6才の長女が慎重に一歩ずつ登っていたクライミングの遊具を、2才の二女がすいすいすいっと隣の姉を追い越して上まで登って行ったときには本当に驚いた。

怖いもんなし!

この前だって私が北海道に行って留守の間に、「エジプト行ってきたー」とあとから聞いた時にはびっくりした。

アメリカとかヨーロッパなら驚かないけど、エジプトは驚くでしょ。

 

二女だってうまくいかなくて泣いて帰ることもある。

でも親の私に言うことはなく、一人で歯を食いしばり解決する。

 

親への依存はまるきりないのでまるで男の子みたいにラインの返事もそっけないし、頼まないと相手もしてくれない。

頼もしいと言えば頼もしいが、ちょっと寂しく感じることもある。

 

二女が転勤で家を出て行った。

引越しの準備だって家を決めるときだって、ほぼほぼ一人で進めていた。

もう頼られることもないし(今までだってご飯と洗濯とたまの送迎くらしか頼られていなかったが)、電話もラインもこなくなるんだろうな🥲

 

全く似てない姉妹だけど仲は良くて、二人で買い物に行ったりドライブに行ったりもする。

子供の頃は育てにくいと思っていた長女だが、慎重で自信がないことの裏返しは人の気持ちがよく分かり思いやりがあり優しい、ということでもある。

おしゃれや料理のセンスがいいので、大人になった今は一緒にいるとおもしろいし楽しい。

 

これから頼りになるのはむしろ長女の方かもしれない。

どうか、気楽にのんびりと心穏やかに生きてほしいと、母は願う。

二人とも幸せを祈っているよ。

 

 

二人の娘①

私には二人の娘がいる。

30才と26才。

見た目も似ていないし性格も全く違う。

 

長女は予定日を八日も過ぎて生まれた。

夕方病院に入って午後9時ごろに生まれた。

満月の夜だった。

 

髪の毛が全くないつるっぱげで真っ白でまんまるな顔は、満月のようだと思った。

用意していた名前を満月に変更しようかと思ったほどだ。(みづきとか、まつきとか読めばいいかなと)

ちなみに髪の毛はなかなか産毛しかはえなくて、1才を過ぎてもはげだった。

そして満月のように陶器のように色白な肌の持ち主だった。

 

生まれおちたその日から泣いて泣いて泣いてなかなか寝てくれない子だった。

産後のベビーは新生児室で集中管理されることが多かった時代だが、当時はやり始めた「母子同室」をなんだか良さそうだと選択した私は、全く寝られなかった。

看護師さんが「しばらくこちらで預かりましょう」と連れていってくれて助かった。

 

退院しても寝られないのは変わらず、私はへとへとで産後ブルーになった。

何が不満なのか泣いてばかりなのは産後2,3か月は続いたし、2,3歳くらいになっても突然発狂したように泣きわめくということもたびたびあった。

育てにくい子供だった。

この世界は不満と不安でいっぱいだとでも言わんばかり。

八日も遅れたのはこの世界に出て来たくなかったからなのかもしれない。

二女は予定日の一日前に生まれた。

お腹の中でかなり大きく育っていたので、予定日を待たずに早めに出した方がいいと医師は言ったが、私は予定日までは待ちたいと言った。

この世界に出てくるのはその子のタイミングがあるのだと思うし、誕生日を親の都合で変えるなんて、なんだか運勢まで変わってしまうような気がした。

 

二女は早朝5時頃に病院に入って7時半には生まれた。

4000g近い巨大なベビーで髪の毛はふさふさだった。

母子同室に懲りていた私は、迷うことなく母子別室を選んだので、その日は何にもすることがなく、当時携帯電話もまだ持ってなく、早朝からよく晴れた青い空をただ眺めて過ごした。

新生児室で並んでいる様子は一人だけ大きくて、病院内で会う一カ月健診の子と同じくらいだった。

 

母親歴4年目になっていたので、退院して自宅に戻って「さあ来い!いくら泣いてもつきあってやるぜ」と意気込んでのぞんだ初めての夜、肩透かしをくらった。

全く泣かない子供だったのだ。

食う(飲む)、寝る、出す、赤ん坊の主な仕事はこれなんだけど、からだも大きいからかたっぷり飲めて5時間くらい間があくという、新生児にあるまじき安定感だった。

 

私は最初から夜もぐっすり寝られたのである。

泣くのは起きたときだけ、飲めば寝る、寝たら長い、昼も夜もしっかり寝る、赤ちゃんいるのに泣き声全く聞こえないねとアパートの人に言われるほどだった。

 

こんな赤ん坊いるのかと驚いた。

一人目と二人目のこの違いはいったい何なのだ。

二人目のスクスク育つ安定感はその後もずっと続いた。

背も高くからだも大きく何でも食べて、この世界に不満も不安もないどころか、信頼と世界中に祝福されている自信があるようだった。

とても育てやすい子供だった。

 

この安定感は保育園でもお友達に人気で、2歳児なのに「二女ちゃんの隣の席をみんな争います」と保育士さんに言われたのをよく覚えている。

 

 

 

 

Netflixの「ダウンタイム」がおもしろい

Netflixの「ダウンタイム」がおもしろくて一気に見ている。

Netflixのドラマってやめられない止まらない、次々と見てしまう。

 

主演の松岡茉優の演技がうますぎて光る。

W主演の仲里依紗とは対極なんだけど、二人の愛憎入り混じる複雑なからみ。

 

美容外科医の二人は真逆で、美しくピッカピカの仲里依紗。

美容外科なんてクソだと思っていた腕利きの松岡茉優は、ほぼすっぴんに近くショートカットで飾り気ゼロ。

対立していたけどお互い理解し協力するようにもなっていく。

 

そして今季朝ドラのくそ親父として記憶にも新しい渡部篤郎が(朝ドラでは最初の2週間くらいで死んでいなくなった)、ここでもまた自分のことばっかりで娘のことを顧みないくそ親父なのだった。

娘というのか、娘たちというのか・・・(ネタばれ注意)

 

美容業界の闇も描く。

患者である研ナオコと安達祐実がすごすぎて震える。(演技もだけど顔が)

特殊メイクの技術がすごい。

KOKIや田中みな実や泉里香など美人がぞろり出ているのも圧巻。

 

Netflixのドラマって地上波とは違って、映像が忖度容赦なく、それがおもしろいってのもかなりある。

これも「16才未満年齢制限ヌード・ショッキングな描写」の表示があり豊胸手術した裸のバストとかリフトアップ手術の顔の皮膚を大きくはぐ映像も画面いっぱいに出てきてギョッとする。

手術シーンは手で半分画面を隠して薄目をあけて見る。

 

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その前は「地獄に堕ちるわよ」を見た。

戸田恵梨香が細木数子役というので、似ても似つかないでしょと最初は思ったが、ドスの効いた声や堂々の貫禄の演技からは細木数子の迫力が伝わるし、細木数子って若い頃は美人だったのね、という気もしてくるから不思議だ。

 

貧乏人が銀座の女王と呼ばれるまでの戦後の成り上がりっぷりが描かれている。

島倉千代子のマネージャーのようなふりして食い物にして暴利をむさぼっていたなんて知らなかった。

 

その前は「九条の大罪」を見た。

これもやめられない止まらないだった。

 

その前はみんなが見た「地面師たち」を見た。

これはすごかったな。おもしろすぎたトヨエツ。

やめられない止まらないの極致。

 

「First Love初恋」もよかったな。

これは北海道の雪国が舞台でキュンキュン感動もの。

Netflixのドラマってすごい。

俳優陣も地上波よりむしろNetflixの方に出たがる人も多いとか。

有料コンテンツだから見たくない人は見なければいいというので、映像が過激だし遠慮がないし容赦がない。

おもしろいはずだ。

 

Netflixには二女が課金していて4人まで登録できるので私も入れてもらっている。

九州だろうと北海道だろうとどこでも見られる。

 

私自身はU-NEXTに課金している。

これに家族が入っている。

ポイントを使うような新作の映画は月に一本くらいしか見ないのでポイントは余りまくるが、本物の映画館での映画チケットと交換できるので主な使い道はそっちかもしれない。

 

夫はアマゾンプライムに課金しているので、地上波以外が3種類も見られて、何か見たいと思って探すとたいてい3つのどこかで見られるので便利なもんだ。

見たいもの多すぎて時間がない。

一人でも退屈しない。

 

テレビばかりじゃなくちゃんと本も読んでいるのですよ。

二女が置いて行った「カフネ」を読み始めた。

ドラマを見るのに忙しいので遅々として進まない。

 

その前は北海道にいる夏からずっと読んでいた「サラバ」上中下巻をやっと読み終わった。

下巻は一気に読んだ。最後おもしろかったな。

 

二女が去って一人になり、退屈はしないけど、誰ともしゃべらずに一日が終わる。

5年前にも一人暮らしを一年やった。

そのときは私はまだ仕事をしていたので、誰ともしゃべらないのは土日くらいのもんだったが。

そのうち慣れるでしょう。

またアルバイトでもするかな。