ファミサポ活動のその後。
さらに二組の親子と顔合わせをした。
今のところ顔合わせだけしたのが三組で、一度も活動はない。
一組は私の元職場の育児休業中の後輩で、家にも子連れで時々遊びに来るから、親子ともよく知っている仲。
最近よちよち歩きを始めて、歯も生えて、よく笑うようになりめちゃめちゃかわいい。
ファミリーサポートっていうのがあるから、私協力会員になったからあんたも職場復帰前に依頼会員になっておきなさいと私が案内したのだ。
しかし10月復帰予定は来年4月まで延期。
もう一人知ってる子、長女の友達sちゃんも12月復帰予定だったが、4月まで延期。
いずれも保育園が決まらなかったから。
年度も後半になるとどこも満杯なのは、私が保育園探しした27年前と変わってない。
あの頃は育休延長なんて制度はなかったから、1才になると同時に復帰せねばならなかったから、保育園が決まらない人はとりあえず無認可に入れて、年度替わりにまた認可保育園を狙う、決まれば転園、なんてことをやっていた。
今もそれは変わってない。
どうしても復帰しないといけない人はそうしている。
育休延長ができるような職場にいる人は、とりあえず4月まで伸ばす。
すると入れる可能性がぐっと上がる。
でも後輩が言っていたが、同じような育休中のママさんたちと話す機会があり、そのママさんたちに今、市役所から電話がかかってきているそうだ。
来年4月の保育園入園申込書に第4希望の保育園まで書いているが、「第4希望まですべての保育園で空きが出ず、入れない可能性が高いです。別の保育園を考えてください」という案内の電話。
いろいろな不安要素が多く、人気のない保育園というのは存在する。
(そこも今の時点では埋まっているが、4月になれば空きが出る、はず)
要するにそういうところを考えろということだ。
はて?少子化じゃなかったのか?
今も昔も変わってないのね。
その彼女には、市役所からの電話はかかっていないそうだ。
第2希望までしか書いてないからかなーって。
その二つ意外だったらとりあえず入れるためにはもうどこでもいいという考えみたい。
しかも転勤を見据えて(夫婦同じ職場なのでセット転勤)、転勤する可能性の高い場所へ(おそらく夫婦違う場所)勤務可能な、あっちでもこっちでもそっちでも通勤できそうな駅の近くに、これまた複数申し込みをしているそうだ。
住民票が必須の自治体もあれば(今、住んでない人は申し込みできない)、転勤族のために来春の住民票異動を条件に申し込み可能な自治体もあるので、そういうところを調べて先手を打っとかないといけないんだそうだ。
転勤族の育休復帰。大変だー
転勤も保育園も希望がかなってうまくいくといいねと、そしてがんばれと心から思う。
もう一組の親子ちゃんは、2才の子とお腹に赤ちゃんがいるママ。
家も離れておりはるばるバスに乗ってやってきた。
私にどういうサポートを頼みたいのかがいまひとつ分からず、聞けばどうも不確定要素が多いのだ。
なんとこれから出産してその後育児休業の間に、引っ越しと離婚を考えているというではないか。
本当に驚いた。
今会ったばかりの人に事情をいろいろ聞くのもはばかられたが、ちょっと聞いた。
まず引っ越し先を実家のそばで考えていると言うから、「実家はお父さんしかいなくて保育園送迎とかお手伝い期待できるの?」
「期待できません」
「だよね、だったら私なら職場の近くに引っ越すな」
「やっぱりそうですかね。そうですね。そっちの方面も探してみます」
そもそも実家が近いからというので、私に来た依頼だった。
そういうことか、やがて引っ越すつもりだったということだ。
それとお腹の子についても心配しちゃった。
「この子を授かったことは夫にも感謝しています。二人目が欲しくて授かった子供です」
「なら、よかった(ホッ)望まれないで生まれてくるのかと思って心配したよ」
望まれて生まれてくるのと、そうでないのとでは全然違う。
とりあえず、ホッとした。
引っ越し先が変われば、私への依頼もないだろうけど、だがしかし、なんという強い女性だろうと驚いた。
見た目は小っちゃくて細くて控えめそうなでも芯は強そうな感じだけど、二人目が生まれてからの育児休業中にそんな難問をしかけ、解決できるとは思えない。
人生でいちばんくらいにエネルギーと時間と睡眠不足だ。
難問すぎる。
ついでに、ゆくゆくは転職も考えているという。
「考えること多すぎだね。ひとつひとつ、ゆっくりね」と声掛けした。