風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

退職の理由4

私も北海道に引っ越してもいいのだが、とりあえず夏と冬を北海道、春と秋を九州での今はやりの二拠点生活を楽しもうかなと思っている。私たち夫婦はスキーが好きで、毎年子供二人を連れて(学校を休ませて!)北海道にスキー旅行に行くのが長年続いた家族のイベントであった。九州からは北陸や東北に行くより北海道が近いのである。

 

夫が去年から北海道に住むようになったので、私も去年は3回も行った。これまで冬の雪山にしか行ったことがなかったから、春夏の北海道はとても美しく見るもの聞くもの新鮮で、素晴らしかった。次はどこに行こうかとわくわくしながらプランを考える。こんな自由な生活ができるようになるなんて、ありがたいことです。

 

50代というと普通は子供がまだ仕上がってなかったり、親の介護があったり、なかなか自由が利かない場合が多いと思う。私の場合は、下の子供もこの春就職したし、両親も数年前に二人とも看取った。仕事と家庭と遠距離介護と更年期の日々は、下の子供が高校生になったばかりの頃のことで、なかなかに苦労が多くてつらくてこのときも仕事やめようかと何度も思った。からだも悲鳴をあげていたのか絶不調で婦人科、眼科、皮膚科、貧血がひどく血液内科と、自分の病院通いも時間のない中、本当に大変だった。長く続くかと思われた親の介護は2年もたたず終わった。母が亡くなると同じ年に後を追うように父も亡くなった。もうひとつ我が家には高齢の犬がいたが、昨年看取った。ちょうど1年前夫が北海道に旅立ってすぐのこと、16才だった。私は自由になった。

 

夫の方も義母が今は施設にいるが、夫は三男であり、長男夫婦が義母とはずっと同居で長年看てくれている。義兄姉たちみんな、夫が市役所やめて北海道に行くと行ったとき、反対意見もあるかなと思ったが、いいね!面白いね!好きなことやったらいいよー!!遊びに行くね!!という反応で拍子抜けするほどあっけらかんと賛成してくれた。こういう人達だったかと改めて夫の家族を明るくていい人たちだなーと好きになった。

 

昨年一年間は家族4人4世帯で暮らしていたが、大学生だった子供がこの春地元に就職し自宅に帰ってきたので、私が北海道に行く間も自宅に住んでもらえて安心である。

いろいろな条件がクリアできてたまたまこんな好き勝手なことができるのだと分かっている。感謝!