北海道の植生は当然ながら九州とは全く違って、道端の草花も見たことのないものばかりでおもしろい。毎日、万太郎の気分である。「おまん、だれじゃ?」
そこらへんじゅうに咲いているこの花。
栗原はるみさんのインスタによく出てくるレースフラワーというのに似ていると思った。(お庭とお料理が素敵すぎて、いわゆる「丁寧な暮らし」に憧れる)
が、なんか違う。かわいい!と思ったらそうでもなく、玉ねぎの花のようでもあり道端に咲いていて雑草じゃん。
調べました。「ノラニンジン」だそうだです。漢字では「野良人参」。
名前のとおり野良化(野生化)したニンジンで北海道では増えすぎている外来種らしい。
英名では「ワイルドキャロット」というそうだ。
どの花も真ん中がなぜか黒い、虫?汚れ?と思っていたら、花の真ん中の一つの花弁だけが紫色なのだそうだ。なんとも不思議。
ここがレースフラワーは違うところ。レースフラワーは真っ白で「ホワイトレースフラワー」と呼ばれ、ノラニンジンは「ブラックレースフラワー」と呼ばれるそう。
なぜ中心の花弁がひとつだけ紫色なのかは所説あるそうで、「花の中心に虫が止まっているように見せかけてほかの虫をおびきよせ、受粉の手助けをしてもらっている」という説が有力とのこと。
九州では4月に咲くクローバ-も北海道では今咲いている。そして、クローバーに交じって一回り大きいサイズのピンクのクローバーっぽいものもたくさん咲いている。葉っぱの形が少しとがっており、花の茎が長く背が高い。
そしてフキ。アパートにびっしり生えていて、道路わきにもいっぱい生えていて、デカイ。巨大である。北海道って意外といろんな植物が巨大である。
そういえばまつぼっくりも巨大だった。