風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

人生道半ば

月に二度ピアノ教室に通っている。

ピアノ教室の受付事務員さんと、昨年秋にランチ(兼NISA勉強会)をして以降すっかり仲良しになった。

とっても感じがいい人で、仕事もテキパキ気が利くタイプのきれいな人だ。

お互いの家族構成が似ていて、中学校区も同じで子供たちが同じ中学校に通ったことも分かったので、NISAの話だけでなく子供の話もするようになった。

 

 

kaze2fukaretex.hatenablog.com

 

今回聞いた彼女の子供にまつわる話です。

 

長男くん(26)は昨年12月に結婚した。

相手は中学の同級生で、同窓会で再会してから交際がスタートし、長男は九州(自宅で同居)だけど、彼女は関東地方で仕事をしていたので遠距離だった。

結婚して一緒に住むことになり、近くのアパートを借りて彼女は仕事を退職し引っ越してきて、長男は自宅を出て行った。

(いっちょ上がりでよかったねー、と私は思うところだが、長男君が出ていくのが寂しいと涙目だったのにはびっくり)

 

両家顔合わせの話や、結婚式はしなかった話や、親せき挨拶周りが逆に大変だった話や、お嫁ちゃんが母子家庭の二人暮らしで親せきづきあいも乏しかったからか、冠婚葬祭とか正月の家族の過ごし方などに対する感覚があまりにも違いすぎると言う話や、あまりにも何も知らないのでいちいちびっくりするというところまでは、1月頃ランチしたとき聞いていた。

 

久しぶりにピアノ教室で会ったので「どうお、元気?」と聞いてみたら、お嫁ちゃんの話が出てくる出てくる。(全部悪口)

 

〇転職先は決まっているくらいのこと言ってたのに、一向に就職する気配がない

〇失業手当を満額もらうつもりなのかなと90日分なのかなと待っていたが、4カ月たったのに一向に就職活動している気配もない

〇長男が「俺だけの稼ぎでは無理だから」とか「就職どうなってる」とか聞くと怒りだす

〇現在は仕事もしていないのだからせめて家事くらいはして当たり前だと思うけど、晩御飯の後片付け茶碗洗いは長男にさせている

〇かといって、たいした料理が出てくるわけでもない(母子家庭でお母さんも仕事がいそがしかったから料理はあまりしない家庭だった)

〇「私は今日は食欲ないからご飯は作らないので、自分の食べるものは買ってきて」と長男にラインしてきて、そのくせ「あっじゃあついでにアイス(とかお菓子とか自分が食べたい物)買ってきて」とリクエストする

〇関東にいて一人暮らししていたときも自炊はしてなかったようだ

〇貯金もない

ハイブランドのバッグを持っている。「うわあ素敵ねいいなあ」と言うと、「洋服はユニクロですけどバッグだけはいいものがほしくて」などと言うくせ、貯金もなく息子の稼ぎだけに頼っているのも腹が立つ

〇外面はいいのでうちの夫はお嫁ちゃんのこと大好き



出てくる出てくる、ピアノ教室の受付の場所で・・・

「また来週ね」と子供たちや大人ににこやかに挨拶しながら、ぱっと振り向いて話の続きを次々と。

 

「まあ確かに聞いてるとモヤモヤするね。姑感情ってやつだね」

「そうよ、仲良くしたいし可愛がりたいと思っていたのに。」

「それ、長男君が全部ママにしゃべるの?筒抜けなんだね」

「そう、家に帰る前とかに電話してきたり。うちに寄ったり」

「お嫁ちゃんもたまったもんじゃないね。聞いてるなんて言ったらだめだよ」

「分かってますよ。だけどうちの息子が大事にされてないようで悲しいからいらいらするんです」

 

いろいろ言いたいけどぐっとこらえてるのだそう。

まあ、他人の私が聞いてもモヤモヤする話ではある。

だがしかし、母子密着でママに全部話してしまう長男君もどうかとは思う。

まあそこは26才、まだ若い、成長の余地はある。

もうすぐ来る「母の日」にお嫁ちゃんがどう出てくるか、楽しみにしているという(怖い怖い!!)

後日報告しますとのこと。

 

これが世に聞く姑感情か。

なんという負の感情。

 

私は娘二人なので私の周りでは娘を嫁に出したママ友はいるが、嫁をもらってモヤモヤしているママの負の感情は初めて聞いた。

子育ても終わってやっと心穏やかに過ごせるのではないのか。

私はまさに現在そういう心境で幸せだなーと思っているので。

 

この幸せもつかの間?

時は移り、状況は変わる。

人生道半ば、どんだけ道を進めても初めての知らない感情に出会うものだと思った。

人生日々修行。