風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

高校生レストラン(三笠市)に行ってきた

三笠市立三笠高校の調理部が料理して、スタッフも全員三笠高校生で運営する「高校生レストラン(まごころきっちん)」に行ってきた。

平日は授業があるから土日祝しかオープンしていない。夏休みもお休み。

 

先週土曜日休みだった夫と思いついて行ってみたが、予約がいっぱいで、当日枠も私の一歩前のご夫婦で終了だった(涙)

夫は土日だいたい仕事なのであきらめてもらって、私一人で今日ちゃんと事前にネット予約をしてからリベンジ。

 

子供みたいなかわいい高校生たちが運営している。調理室に15人か20人くらい、ホールにも同じく15人か20人くらいの男女が働いていた。(やたらスタッフが多い)

隣には製菓部が運営するスイーツショップがある。ここも先週「じゃあスイーツ買って帰ろう」と入ったが、見るだけで買えなかった・・・(涙)並んで予約しないといけないみたいであきらめた。

三笠高校生が運営するまごころきっちん

満席御礼

メニューは2種類。

「青春御膳」と「みかさ赤ワイン牛丼定食」どちらも1,600円也。

私は牛丼定食をチョイス。三笠市のおいしい野菜を使った丁寧なてまひまかけた作りで大変おいしく頂いた。

みかさ赤ワイン牛丼定食

本日のお品書

高校生が一生懸命今日の献立の説明などしてくれる。たどたどしくもあり初々しくもあり、かわいい。頑張れって感じで聞いている。

お茶のお替りを頼んだときに、「先生もいるの?高校生だけで運営してるの?」と聞いたら、「先生が二人います。調理室にいるあの人と、ホールにいるあの人が先生です。」「やっぱり先生がいるんだ」「高校生だけじゃ許可がでないので。」「そっかーおいしかったですよ、頑張ってくださいね」

 

生徒のような若い先生が高校生と同じ衣装で混じっていたから一見分からなかった。そうだよね、食品衛生管理者とか調理師とかの資格を持った大人が現場には絶対いるよね。

 

夫の説明によると、北海道はどこも過疎化で札幌以外は人口減。

人口数千人の三笠市からも唯一の道立高校である三笠高校が撤退するという危機に直面し、三笠市が買い取り?(引継ぎ?)三笠市立高校として平成24年にリニューアルオープンさせたのが現在の三笠高校。

 

普通科はなく「食」に特化し、道内唯一の食物調理の単科高校として、高校生レストラン等の目玉施設を備え、北海道全域から集客しているそうだ。ほとんどが寮生みたいだ。地元の子は入れなくなってしまったくらい人気があったが、コロナ禍による飲食業界の低迷もあって今年初めて定員分れしたそうだ。

 

確かに市内にひとつも高校がないというのでは、ますますの過疎化はまぬがれないし、若者が町からほぼいなくなってしまう。少子化と過疎化。北海道だけではない、九州の田舎も同じだ。

がんばれ三笠高校。

三笠高校。道を挟んだ向かい側に高校生レストラン