風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

女子小学生のはかま普及(札幌市)にびっくり!!九州では標準服

先日のTVニュースを見て驚いた。

3月21日は札幌の多くの小学校で卒業式だったそう。

札幌の小学校では近年、女子ははかまを着るのが普通なのですって!!

えええ、小学生がはかま!?

大学生みたいなはかま。

ヘアセットもばっちりだし、(多分)うっすらメイクもしている。

大変驚いたが、「はかま禁止」を取り入れた小学校も出始めたとのこと。

現状とその賛否を問うようなニュースの視点だった。

 

はかまが普通であれば、女子はほぼ全員はかまになるのだそう。

当然お金がかかる。

着付けヘアセット込みで3万から5万が相場で、記念写真撮影込みだと7万とか。

半年から1年前の予約が必要。

まるで成人式みたい。

 

禁止を決めた小学校は、PTAで話し合って決めたのだそう。

必要以上にお金がかかること、朝早くから着付け、ヘアメイク等準備の負担が大きく、式の途中で具合が悪くなる生徒がいたり、着崩れ直しに先生が追われたりという現状もあったそうだ。

 

だけどそれでも、はかまではなくてもみんな立派なスーツやワンピースを着ていた。

男の子も立派なスーツ姿。

卒業式のほかに着ていくとこないのにねー。結婚式くらいしか。

 

子供が一人ならいいと思うけど女の子が何人かいたら大変。

少子化ゆえか?豊かになった証拠か?

 

札幌とその近隣の都市だけみたいで、それ以外でははかま文化はないようで都市部だけの話みたい。

夫の職場の20代女子に聞いてもらったところ、岩見沢市の小学校を卒業した彼女いわく、新しく作った中学校の制服を着て、小学校の卒業式に出るのだそう。

 

それ、テレビのコメンテーター(おじさん)もずいぶん前の話だけどって、同じこと言ってた。

 

で、40年以上の昔、私もそうだった!(今は違うと思う)

福岡県某市の公立小学校卒ですが、中学校の制服を着て小学校の卒業式に出るのが恒例だった。

余計なお金を使わなくていいように。

受験なんて誰もしないしみんな同じ公立中学校に行くのが普通だったから、成り立つ文化かも。

 

これが都市部で受験が普通でありいろいろな中学校に分かれるとなれば、制服を見てどこに進学するかが分かり、合否だけでなく家庭の経済事情や成績の格差まで見せつけられることになり、絶対よろしくない、なじまない文化だろう。

 

で、ひるがえって、私の住む九州K市の校区では「標準服」というのがある。事実上の制服だが、そのへんのスーパーで普通に買える。

一年中これを着て、卒業式も入学式ももちろんこれひとつ。

小学生はどんどんサイズが変わるから、随時新しいのに更新し洗い替えに2着くらい用意して、洗濯機でじゃぶじゃぶ洗える。

 

標準服は市内の公立小学校が全部採用しているわけではなく、半分くらいではないかな、隣の校区は違ったから私服の子供たちを見かけていた。

 

でも私は隣の校区でなくて本当によかったと、子育て中も思っていた。

うちは女の子二人で、どっちもおしゃれ大好き洋服にはうるさいタイプのこまっしゃくれた女子だったからだ。(そして私も大好き)

あいつらの要求を満たすような洋服を毎日の登校のために準備するとなったら、どんだけの知恵と攻防(子供との)とお金を費やすか、ただでさえ大変な子育てをますます困難にするというもの。

 

「良かった―標準服で」と心底思ったし、いい知恵だと思う。

よその地域はどうなのかしら。気になるところだ。

 

「余計な気とお金を使わず済む」ってありがたいことだ。

 

子育ての教育費の準備はもちろん大変なのだけど、大学費用とは別に、「車の運転免許」と「成人式」費用をプラス5,60万考えとかんといかんよ、って職場の後輩などには言っていた。

忘れがちだけど、必要経費。

あと卒業式のはかまに10万。

あと、「歯の矯正」経費5,60万。忘れがちだけどね。

あと、場所によるけど就職したら最初の車は買ってあげようかな、経費。

 

子育てにはお金がかかるから、「小学校のはかま禁止」だと私的にはありがたい。

お金だけでなく、ただでさえくそ忙しい年度末に、その準備にまで心と時間を使わないといけないなんて、どっちかというとそれがないことが何よりありがたい。

私が札幌市民だったなら「はかま禁止校区」に引っ越すかも。

 

標準服。夏は半袖ポロシャツ。冬はこの上に着る防寒着は自由だけど学校では脱ぐ。