先週のヨガのおばさまたちとの会話。
「お葬式続きで。この1カ月で3回も行ったよ」
「誰の?」
「誰だれと誰だれと・・・」
しばらくお話を伺いつつ、そっと聞いてみた。
「こちらでは香典はいくらくらい包むのですか」
「関係性によるよね」
「親戚とかではなく、知り合いなんだけど行こうかどうしようか、まあ行っとこうかっていう場合。3000円ですか。」→九州の相場
「ん?(ちょっと困惑の表情)みんなで出し合うような場合はそういうのもあるけど。ねえ」
「ねえ。3000円ってことはないよね」
「ないね。5000円だね」
「えー。九州だと3000円です」
「そうなの?5000円だからね、何年か前、私と夫で1カ月に15回もあったのよ。あのときは家計が大変だった」
「仕事してた時はまだよかったけどね。今は年金暮らしだからね。続くと大変」
意外!!
合理的な価値観の北海道だと思っていたから、高くてびっくり。
私は7年前に両親のお葬式を出した経験もある。(1年のうち2回も)
思えば香典の集計・お返しは大変な作業だった。エクセルで管理した。
遠方から忌引き休暇で1週間限定で集まったきょうだい3人(プラスうちの夫:エクセル担当)は、1週間ですべての死亡後の手続きを済ませる段取りをたて、役割分担して行動し1週間ですべての事務作業をやりさばいた。
役所・銀行・保険・葬式関係・地域の方へのあいさつ、公共料金の名義変更、相続に関する意思決定。
あれは仕事以上に大変な事務作業だった。
その間にもお葬式に参列できなかった弔問客の訪問を受けたり。
本当に忙しかった。
話はそれたが、香典の相場は親せきやかなり親しい友人、私らきょうだいのごく近い上司やかなり親しい友人、以外は3000円が相場である。
今も変わらないと思う。
アフターコロナは変わったのだろうか。
コロナ中は、近親者のみというお葬式が増えたから、ここ数年お葬式の経験がないけど。
少な目に包んでたくさん行くというか、いつでも誰でも参列できるように、つきあいが気兼ねなくできるように、だからむやみに多く包むものじゃないと教わったものだ。
中には1000円という方もいた。
知らない人だったけどご近所さんだったのだと思う。
でも気持ちだから1000円も3000円も変わらない。香典返しも同じもの。
来てくれただけでありがたいと思った。
北海道は合理的と思ったのは、結婚式である。
もっぱら会費制で招待状に1万円とか15000円とか書いてあり、領収書もあるそうな。
九州では、というか北海道以外はそうだと思うが、ご祝儀制なので3万が相場。
長女なんかお友達の結婚ラッシュで昨年は4回もあって、その都度ヘアセットなんかもあって、出費に泣いていた。
北海道の会費制は合理的でいいと思う。九州でも広まればいいのに。
地域によって香典も祝儀も違うものですね。
ほかの地域も気になるところ。