風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

「言霊(ことだま)」ってある、と最近は思うことばかり

20年ほど前に職場で知り合った北海道出身でかつ北海道大学出身の人に、北海道に引っ越してきてしばらくいると報告した。全国転勤の彼とはその後同じ職場になることはなかったが、年賀状のやり取りがなぜか続いており、数年に一度メールが来るという間柄だった。

 

そしたら、恩師の退官記念講演会に来週札幌に来るのでランチしませんかと返事がきた。えーっ!!いきなりですか?

待って待って。かなり緊張するのです。10も年下で、かつとっても偉い人になっているのです。

実は去年、久々に九州K市に出張でくるのでランチでもしませんかと言われ、再会を果たしてはいた。

そのときも緊張しすぎて断ろうかと思ったが、エネルギーを奮い立たせて会いに行ったら、おじさんになってるかもの心配をよそに、すごくいい男になっていた。さすが私が見込んだだけのことはある。

 

偉い人たちっていうのは、全国飛び回るし、外国にも行っちゃうし、フットワーク軽く人との交際も軽々とやってのけちゃうんだろうな。私なんか、いつもの場所でいつもの人たちとしか会わないから、旧友と会うとか、新しい人とつきあうとか、気合とエネルギーがいるのです。

 

去年再会したとき、夫が北海道にいること、私も来年は退職して北海道に行くかもしれないことを話したらすごくおもしろがってくれ、「じゃあ次は北海道で会いましょう!」なんて言ってたことが本当に現実となった。信じられない。

 

返事を保留してたら「気が向いたらでいいですよ」と来たので、いや待てよ、こんなことが私の人生に起こるなどとは面白すぎるので、これは逃してはならぬと思い、今度会うことにしました。10も年下の偉い人がなんで私なんかにかまってくれるのか、きっと早期退職して北海道移住ネタが面白いからだろう。

北大の学食でうどん食べたと言ったら、「牛とろ丼」と「ピリカラーメン(塩)」も試してくださいと来た。

 

いやー「言霊(ことだま)」ってある、と最近は思うことばかり。

夢と希望を口にしていたら次々と現実になっている。夫もそうだ。

こうしたいとかここ行きたいとかこうなりたいとか、思いついたら周りに言った方が断然いい。言っている間に周囲からも具体的な情報がやってきたり、出会ったりして見えなかった道が見えてきたり、開けてきたりするものだ。

北海道大学入口近くの(第18条駅)バラ。こんなバラは九州では見かけない