二女の彼氏クンと初めて会った。
うちまで来るのだったら、ちょっと上がってお茶でも飲んでってよ!と二女に事前に言っておいて、そうしてくれたのだった。
「初めまして。〇〇と申します」
「いらっしゃい。いつもお世話になってます」
アイスコーヒーを3人分と、お菓子盛り合わせと、ナシを一個分切ってつまようじをつけて出した。
私はこのあとピアノ教室だから、30分後には出かけるんでと最初に断り、時間制限もあったので、話したい事もりだくさんすぎて矢継ぎ早の次々展開する私のトークにも、丁寧かつテンポよく返してくれて、めっちゃ好印象。
あっという間に時間が過ぎて、
「じゃお先にね。ごゆっくり」
「今後ともよろしくお願いしますっ!!」
好青年だったー💛
会話にテンポよく返したから好印象というわけではなく、話の内容と言葉選びに誠実さと優しさがにじみでていたからだ。
それと、家族や会社の人たちや周囲に対する愛というか、リスペクトが感じられる物言い。
それと若いエネルギーも感じられた。
めっちゃいいこ!!
うちの子を好きになってくれて、大事にしてくれて、母はとってもうれしい。
二女の選択眼はなかなかのものだった。
マッチングアプリで何度目かの出会いで、最初の頃は若干の迷いもこぼしていたが、これは大事にすべき出会いだよと、母は太鼓判を押した。
関東の都会の子だった。
TSMC関係で一時的にこっちに来ている間に出会って、今は東京に戻って遠距離中のふたり。
だけど月一、二でお互いが飛行機で飛んで、2週間に一回くらい会ってて、まあ今は盛り上がっている。
この人と続けるってことは、二女は退職をしなければならない。
でもそれも含めて、この人ならいいんじゃないかと思った。
東京なら仕事なんていくらでもあるしね、きっと。
人生で出会える人なんて、数はしれている。
「たまたま会った」縁って、すごい偶然だけど大事にすべき縁だと思う。
と友人A子ちゃんに話したら、
「いいなーーーーー。あんたんちは順調でうらやましいわーーーーー」
A子ちゃんちは33と30の娘二人がいまだ独身でその気もないって感じ。
続けて言う。
あんたに言われて読んだ本、あれおもしろかったよ。「傲慢と善良」。
なんかね、私の子育て悪かったんじゃないかと、私の胸にぐさぐさ刺さったよ。
あれ娘たちにも読ませたいけど、親の圧がすごすぎて引くかなー。それに娘たちにはもっとぐさぐさくるかもしれんし・・・・
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ちなみに私は長女に「傲慢と善良」読ませた。
是非読んでほしいと言って、前回北海道へ旅立つ前に、ふだん本なんか読まない娘に無理やり貸し付けた。
やっぱり考えるところはおおいにあったようだ。
次は長女が二女に勧めたようで、私が北海道から帰ってきたら、二女のベッドの横にこの本があって、普段本なんか読まない彼女がめずらしく読了していたのは意外だった。
A子ちゃんには「ぜひ娘たちに読ませたらいい!!親の圧と取られたっていいじゃないの」と激推しした。
映画も始まりました「傲慢と善良」。
長年婚活し続け年月を重ね、さまよい続ける男女二人の成長物語であり、ミステリーであり、純愛物語です。
己の「傲慢」さをいさめる良書です。
そしてただ「善良」であればいいのか?否、自分で考え判断し行動する力がどんなに大事かを教えてくれる良書です。