カルティエの時計を2本持っている。
左がタンクフランセーズ。
2017年5月購入。
右がタンクソロ。
2021年4月購入。
このころの私はがむしゃらに働き、本当に毎日がんばって120%の力で全力投球していたころなので、稼ぎもあり自分にごほうびを何か形に残る「わくわく」「うっとり」するもので、自分をねぎらいたいと思って、大奮発したものである。
このたび左のタンクフランセーズを「コンプリートサービス」に出したと言うお話。
2年目のアフターサービスで一度電池交換して5年が経過し、夏ころ電池切れ。
どうしようかな、正規取扱店に持って行って高い電池交換を行うのか、街の時計屋さんに持って行って安くすませるか。
考えていたところへ、正規取扱店から封書が届いた。
カルティエのメンテナンス料金が値上げされたので、当店にて10%割引サービスを期間限定で行うこととしました、この機会にぜひ、という内容。
おお電池交換で7700円かあ。
高級時計は定期的な維持管理が必要でそれなりの維持費がかかるとは聞いていた。
5年から7年でコンプリートサービスを受けた方がいいと、いろいろなものに書いてある。
カルティエの場合のコンプリートサービスとは、機械式の場合はオーバーホールだが、電池式の場合はムーブメント(中身の機械)の丸ごと交換である。
少し迷ったが、けっこう迷ったが、コンプリートサービスに出すことにした。
電池交換はもちろん込みである。
ブランドを持つというのはそういうことだ!!
なんのために投資をしているんだ!!こんなときのための運用益だろう!!と自分を叱咤激励した。
きれいに維持して娘たちに譲れたらその方がいいじゃないか!!
タンクフランセーズはいちばんお手軽価格帯なので、いちばん安いのかと思ったら、コレクションに該当するので62700円の10%引きだそうだ。
1カ月くらいかかるということだったが、2週間くらいで戻ってきた。
東京に送るんだそうだ。東京にメンテナンスサービス会社があるんですって。
取扱店の高級時計店なんてなかなか入れないから(間口は狭くて、奥が長くて、防犯対策なんだろうけど、警備が頑丈な造り、店員も男の人ばかりやたら多くて気軽には入れない)カルティエ見たいと言って二女もついてきた。
担当のおじさまの詳しすぎる説明と時計に関するうんちくと自分の息子たちにも長男には〇〇を、次男には〇〇を譲ったという話などをかなり長い時間聞いた。
長かったけど、おじさまが言うには、カルティエはデザインが変わらずアフターが万全(国内でできる)(部品もなくならない)なので、長く使えるし子供の代に譲るということも可能だと。
ロレックスではこうはいかないと。
そういう意味ではオメガとカルティエが二大おすすめブランドだそうだ。
今よく見ると、58410円支払っている。10%引きと聞いてたのに計算が合わないが、まあいいか。(あ、送料か)
「今回のコンプリートサービスでは、ムーブメントをアップグレードしたクオーツムーブメントに交換することにより、ウォッチの消費電力が最適化され、電池寿命が長くなります。」と説明書に記載されていた。
今までと違って、7~8年持つムーブメントになってるそうだ。
もうひとつのタンクソロは、買ったとき8年保証のサービスがついていた。
今3年たったのであと2、3年したら電池がとまるだろうけど、そのときは無料でコンプリートサービスが受けられるから、その後7~8年は持つと考えていいそうだ。
最初の15年くらいは維持費はかかりませんと。
なんだかんだでカルティエの維持費はほかの高級時計に比べたらリーズナブルだそうだ。
文字盤のローマ数字がいいよね。
4がⅣじゃなくて4本線なのがいいよね。
四角なのがいいよね。
針とリューズがブルーなのがいいよね。
タンクフランセーズは盤面をピンクにしたので、リューズもピンクだった。
男性でカルティエの時計してる人をかつて一人しか見たことないが素敵だと思った。
(ふだんは作業服着ている現場の方だったが、飲み会にカルティエはめてきてびっくりしていっぺんで興味を持った)
永遠の定番と思われたタンクフランセーズだが、昨年モデルチェンジして、新しいのはごつくなっていた。
あんまりかわいくない。以前のモデルがかわいい。
タンクソロも表はゴールドなのに裏はシルバーで、高そうだけど実はそうでもないっていうところがよかったのに、そのデザインはもうなくなってシルバーだけになっている。
だけど、昨今の為替相場とインフレとで価格はすごく上がっているのね。
大事にするけど普段使いにしている。
常に目に入るものが美しいのは、素敵だ。