風に吹かれて

早期退職後自由を手に入れ、二拠点生活を楽しんでいます

国勢調査の調査員、ホンモノ?

2か月くらい前、玄関のピンポンが鳴り我が家を訪問する人がいた。

 

私は一応カメラで姿を見てお話してからではあるが、わりとドアを開けて出ていく方なのでこの時も疑わずに出た。

60代くらいの女性が一人。

 

国勢調査の調査員です。5年に一度の。この家にお住いの〇〇さん(二女の名前)が今回選ばれました。いらっしゃいますか」

「仕事に出かけていないです」

「あなたは・・・」

「私は母親で〇〇は二女です」

調査員の名札をちらっと見せ、国勢調査とは・・・というA4のペーパーを一枚くれた。

 

あー国勢調査ね。

前も来た。5年前だったか10年前だったか20年前だったか、2回くらい私やったことあるぞ。

調査員は多分住民票のデータを持ってるはずなので、この家の住人が世帯主の二女一人だけだということも分かっているはず。

で、私が誰なの?という質問か!!と理解したので、

「この家は4人家族なんですがー」

「現在は夫が単身赴任で遠方で、私もそちらに行くことも多くて」

「住民票おいてるのは二女だけで。普段は二女しかいないので、不在のことが多いと思います」

などと、調査員さんが疑問に感じているに違いないと合点し、ぺらぺーらと我が家の内情について説明した。

 

「なるほど」と納得され、「〇〇さんはお勤めされていますか。どちらに」とか「平日はいらっしゃらないのですか」とか質問が続く。

「2か月後くらいに調査票が入りますので、〇〇さんにご協力をお願いしますとよろしくお伝えください」と言って調査員は立ち去った。

 

そのときは「無作為抽出によくひっかかる家だな」とは思ったが、それ以上の感想はもたなかった。

 

が、ここ1か月くらい、「闇バイト」「強盗殺人」「戸建ての家がねらわれる」「防犯対策の徹底」などの話題がテレビをにぎわすにつけ、一抹の不安が・・・

あの人は本当に国勢調査の調査員だったのか?

名刺ももらってないけど。

国勢調査とは?のA4の紙一枚もらっただけで、こんなのいくらでも偽造できる。

私、ぺらぺーらとこの家の内情を話したが、大丈夫???と不安になってきた。

 

戸建てのこの家に住んでるのは24才の二女一人だけ。

平日はほとんど不在。

なんていう情報は、外にもらさないがいいに決まっている。

 

インターネットで国勢調査と検索し、そしたら今年がその年であるらしきことは分かったが、なんとなく不安だった。

 

そしたら昨日ポストにこのはがきが・・・あて名は二女。

あーよかった、本当だった。

あの女性が闇バイトには見えなかったが、実はびくびくしていた。

労働力調査」とは国勢調査の一部?今年2か月間、1年後もまた2か月間ご協力だって。

5年前も確か私が回答した。アンケート調査の冊子みたいなのがポストに入っていて、それに回答し、投函したんじゃなかったっけ。

けっこうな細かい質問がけっこうな数あった。

あれも今思えば「労働力調査」だった。

この家のすべての人について(と思う、あのときは働いてる人が3人いたのでそれぞれについて答えた気がする)どこになんの交通手段で、何分かけて通勤しているか、週に何日何時間働くかとか、だった。

今回は郵送もしくはWEBによる回答が可能だそうだ。

 

国が調査するビッグデータ、5年に一度の国勢調査

存続危うしなんだって。回答率が極めて低いそうだ。

だってピンポンとなって見知らぬ人だったら玄関に顔出してくれる人あんまりいないと思う。

5年前よりもさらにもっと低くなるだろう。

 

労働力調査」調べたら、「一人分の回答は1100人の代表となる」と書いてある。

それ、2回も続けて我が家が当選しますかね?

クオカード500円くらいもらってもいいのでは。

わりと時間かかるのですよ。

 

あの調査員さんも一軒一軒まわって、顔出してくれた人はごくわずかかもしれない、顔出した人がそれすなわち「無作為抽出で選ばれた人」になるのではなかろうか。

だから、我が家は当たる確率が高いのでは・・・

 

一週間ほど前にもピンポンがなり、見知らぬおじさんが立っていた。

「4丁目の〇〇と言います。市役所の建て替え問題、ご存じですよね。住民投票をして決めるべきだという署名を集めていますので、ご協力願えませんか」

 

うーん・・・・

これは反対派がやってる運動だよね。

「私は建て替え賛成なんですけど」

「賛成でもいいんですけど、住民投票をして決めようってことです」

「うーん、そのために住民投票が必要かどうか、今すぐ私には決められませんのでなんか、説明書かなにかあればポストに入れといてください」

「あーそうですか(あきらかにがっかりした声)」

 

で、玄関は開けずに、ポストには何も入っていなかった。

 

みなさん大変ですね、でも戸別訪問はちょっと怖くなってきたよね。