北海道に来てしばらくすると、住んでるアパートの屋根がすごいことになってきて、夫に
「ほら、屋根が大変なことになってるよ!!」と言うと
「せっぴ、ね」
その聞きなれない響きに「せっぴ?ぴって何?ぴって」
「ぴっは・・・ぴっよ」
「あっ!!とびらとか?門扉(もんぴ)のぴ。それか法被(はっぴ)のぴじゃないしな。あっ!!もしかして屁(へ)?」
屁はひらめいたのです。ほら、字づらがそっくり。いいとこいってたけどおしい。
ぴっ、の正解は「庇」(ひさし)でした。
その後、その庇はみるみる伸びて、大きくなってきました。
私の雪国観察日記です。
2024年12月28日(ぴっの会話をした日)
2024年12月30日
となりのアパートはもう2階の窓が覆い隠されるまでに。
この部屋の住人には、カーテンを開けると窓いっぱいにひろがる景色が、上から垂れ下がる雪の壁なのだと想像するや、すごすぎて驚愕しきり( ゚Д゚)
いや、普通、想像できない・・・
九州人の私、想像を超えてくる雪国の経験に、日々想像力が鍛えられています。
2025年1月2日
2025年1月8日(今日さっき撮影してきた)
雪庇(せっぴ)とは・・・
屋根や屋上から外壁面より外側にせり出したり、垂れ下がっている雪の塊です。雪を含んだ風が下に巻き込む渦となり、軒先付近に雪が付着して発生・成長します。
雪庇は成長している間に融雪結氷を繰り返して硬い雪となって落下するため、通行人に危害が及んだり、建物の窓ガラスに損害を与える事故が多発しています。(AIによる概要)
事故が多発・・・本当だ。
ぴっぴって何だよーなんて、おもしろがっている場合ではない。
これが落下したら大変危険だし、窓ガラスを割ることもあるなんて、危険極まりない。
雪国では建物に近づく場合は、「上を見上げて」確認しながらというのがとても大事です。
私には全くなかった行動パターンです。
日々想像力が鍛えられています。