風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

「生理のおじさんとその娘」がおもしろい


NHKの「あさイチ」を朝ドラの続きでいつも、見るともなく見ています。

今週は毎日9時くらいから15分くらいのドラマ「生理のおじさんとその娘」がありました。

 

いつも洗濯とか掃除しながらなので、好きなゲストや興味ある話題以外は、チラ見くらいで見ていますが、「生理のおじさん」はそのタイトルもインパクトありますが、内容もぐいぐい引き込まれて、テレビの前に正座して見てしまいました。

 

原田泰造さん演じる生理用品メーカー勤務のサラリーマンが、広報担当としてマスコミに出演して生理の大変さ大事さを熱弁します。

「生理のおじさん」と呼ばれ人気者の有名人です。

 

家庭では高校生と中学生の子供を育てるパパ。ママは数年前に他界し、パパひとりで朝から娘の弁当と朝食を準備し、その他家事もこなし、娘の生理周期を把握し「今日は二日目だから」「今日は三日目だから」と生理用ナプキンの準備も的確なチョイスで各種取り揃えたポーチを完璧にパパが準備してくれます。

 

そんなパパを思春期の娘はうざったく感じています。

テレビで「例えばうちの娘は今日は二日目だったのでナプキンは・・・」などと発言してしまい、今日生理二日目ということを全国に知らされた娘は怒ります。

クラスメートの男子にも「おつ」などとお菓子の差し入れをもらったりして。

 

おじさんの行き過ぎた発言に苦情殺到、炎上します。おじさんの会社での立ち位置も危うくなります。

 

パパがここまで執拗と思えるくらい家族にからんでくるのには、理由がありました。仕事の忙しさにかまけて、ママの体調不良に気づかず、結果ママを失ってしまったことをとても後悔しているのです。

 

短時間のドラマなのに、娘の思い、娘の友達の思い、友達の家族、弟の思い、弟の友達の思い、パパの思い、会社での立場、後輩の思い、とさまざまに展開し、ぐいぐい引き込まれました。

 

今日は国会中継なので、最終回は30日月曜日だそうです。楽しみ。

※追記:国会中継の関係で、最終回は11月2日(木)だそうです

すれ違った思いが交わり、お互いに理解を深めるという結末でしょう。

が、みどころ満載です。

きのうなんか、おじさんの自宅にてテレビで流す謝罪会見を撮影中に、なぜか娘や息子やその友達たちも居合わせ、息子がはまっているラップでお互いの思いをぶつけあうという展開に。パパの同僚までがラップで・・・

 

そのラップがまたうまくておもしろすぎる・・・

 

どうも今年3月に一度ドラマで放送されたみたいですね。

 

私自身は子供の頃は、母にも父にも恥ずかしくて生理の話題はできませんでした。

悩んだり困ったりしても一人で全くの独学で解決していました。

今は家庭でも二人の娘たちともオープンに会話するし、夫の前でも娘たちも今日生理と言える環境です。

時代ですかね。

生理の状況は人によってさまざまだし、一個人のなかでも年齢とともに変化します。

私も若い頃は軽かったのに、40代以降出血多量すぎてとても苦労しました。

「いろいろある」という事実を共感できるようになるといいですね。

 

そういえば「生理ちゃん」というマンガもおもしろいです。