風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

雪国の暮らし(住宅事情)

北海道の人は、真冬にストーブをがんがんたいて家の中では薄着で、ビールを飲みアイスを食べると聞いたことがないだろうか。

 

「北海道の家は暖かい」という説は、今私が住んでいる2階建ての見た目普通の賃貸アパートでも本当だった。

ストーブが優秀というのもある。

加えて断熱材がすばらしいのだろうな。

一応こだわって家を建てたことある私としては、どんな断熱材なのか気になるところだ。

 

ストーブは備え付けの1台だが、2DKの小さな家はすぐ温まるし、一度温まったらなかなか冷えない。

私が1日中家にいる日でも、朝3時間と夕方3時間くらいつけているだけで、十分暖かい。

というか3時間もすると、暑くて切る。

いちばん弱いモードの「微小」にしているのに。

それはほんとに、九州の自宅よりよっぽど暖かい。(戸建てとアパートの2階という差はあるにしても)

 

灯油入れたり換気の必要なし(ラクチン)

この辺り同じようなアパートが6棟立っているが(オーナーは全部違うようでデザインも管理会社もばらばら)、玄関が2重になっているところが大部分なのに、この家、玄関がむき出し。

よそは、おもて玄関を入って、中に各戸の玄関扉があるのだが、このアパートは玄関開けるといきなり外だ。

なので、寒い日の朝、玄関が凍って、ドアが開かないということがあった。

そんな日の気温はマイナス12度とか13度とかだ。

凍った玄関。何度か思い切りガンガンと力づくで開ける。

夫は昨年、仕事から帰ってきたら、鍵穴が凍って、家の中に入れなかった事件があったそうだ。かわいそうに真冬の夜に、家の中に入れずに1時間近く悪銭苦闘したらしい。

 

管理会社に鍵をつけかえてもらおうかと思ったけど、鍵をかちゃんと回し切らずに半分くらい回したところでとめる(寸止め?半掛け?)という技を会得し、それで事足りてるようだ。

なので私も鍵はうっかり回し切らないように気を付けている。

 

数日家を空けるときは、「水落とし」という作業が必要だそうだ。

気温によっては1日でも。

 

家の中の水という水を全部抜く作業。

じゃないと凍って大変なことになるらしい。

 

トイレと洗面所の床には「弁」がある。(やり方は知らない)

トイレのタンクもキッチン洗面所はもちろん、お風呂のシャワーホースも洗濯機のホースも、全部抜くのだそう。(大変!!)

九州では給湯器は外にあるのが普通。洗濯機にもお湯が使える仕様。

洗濯機にもお湯が使えるというのは、とても便利で私には初めての住宅事情だ。

水道水が驚くほどつめたいから、そうじゃないと、汚れなんて落ちん。

ここの水道はダムから引いてきた河川水なので、とっても冷たいのだ。

 

ところで、土曜の夜に駐車場に除雪が入ってくれたが、月曜日の朝にけっこう雪が降って積もった。

その雪が、今日は全国的4月並みの気温で、こちらも8度とか9度とか暖かかったため駐車場がこんな感じになっている。

べちょべちょで歩くだけでも大変。

これがこのあと気温が下がったら、スケート場になりそうだ・・・・危険!!

駐車場の雪が溶けた様子。スケート場になりそう。