2週間くらい前に娘二人とおいしいイタリアンのお店でお食事会をした。
彼女らが子供だった頃の話や、彼女らの祖父母おじおば(私にとっては親兄弟)など家族の話と広がり、
「そうやん!〇〇姉さんってまさに私が言うところの「おおらかで聡明な」人じゃない?」
と私が二女に言うと「確かに」と彼女も同意。
長女は「おおらかで聡明」について知らないので説明。
私が出産したとき子供に、まあつまりあんたたちに「こんな人になってほしい」と思い描いた、また自分も目指す理想像だという話。
話を聞いて長女も、「〇〇姉さんは確かに」「そうだね」と同意した。
ついでに、「お母さんはおおらかじゃないね」
言われんでも分かっとる!!
実は「おおらかで聡明な女性」のサンプルを探して見回しても、意外といないのです。
私が思いつくのは〇〇姉さんともう一人、元職場ですごくお世話になった20くらい上の大先輩と、いまのところ二人だけ。
〇〇姉さんは夫の実家を取り仕切るお嫁さんで、夫の長兄の奥さん。
60代後半くらいだと思う。
パートの仕事もまだしている。
頼りにされていてなかなかやめられないそうだ。だろうなと思う。
認知症のお義母さんの介護を最後まで(10年以上)、それこそ「おおらかに」「朗らかに」やってくれた人である。
愚痴とかあるのかもしれないけど、全部笑い話にして話すから、苦労話に一切しないのも粋で品がありかっこいい。
「聡明」なのは文字通り本当で、実際有名〇〇大卒業の才女である。
長い間の介護本当にお疲れさまでした、の気持ちをこめて何かプレゼントしたいと思っていたので、長女の働くお店でお洋服を買って(売り上げにも貢献し)プレゼントすることにした。
ラッピングしてもらったからそのまま渡そうと思ったのだけど、いや待てよ、私達3人から「おおらかで聡明」認定を受けたそのことは、〇〇姉さんの稀有ですばらしいその資質は案外自分では気付いていないかもしれない、周りの男たちが褒めてるとも思えない、これは言葉にしてちゃんと伝えた方がいいと、思った。
言葉にして伝えるのと伝えないのは大違いなのだ。
思っていても伝えなかったら思ってないのと一緒だ。
届けるのが大事なのだ。
で、100均に走りメッセージカードを買ってきて、言葉で書きました。
〇〇姉さんへ
長い間本当にお疲れさまでした!
おおらかで聡明なお姉さん、尊敬しています。 〇〇
昨日お届けして喜んでくれて、今朝「メッセージもうれしかったです」とラインが来た。
昨日は偶然おばやらその娘やらお客が多かったので、「おおらかで聡明」にまつわるエピソードは話していないけれど、今度機会があったら話そうと思う。
そうよ、実は10年近く前、長男二男三男の嫁3人で、〇〇姉さんの還暦祝いお食事会をしたことがある。
後にも先にも3人での食事会はその一度だけ。
そのとき、「お義母さんが亡くなったら私〇〇(故郷の関東地方)へ帰ってもいいかしら」と言ったことを覚えている。
その後そんな言葉は聞いたことないが、まさかそれ、ずっと思い続けてるなんてことないよね?のメッセージもちょっとこもっている。