風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

北海道の賃貸住宅事情(九州人から見た感想)

私が知る限りの小さな範囲のことなので、北海道全般のことではないかもしれません。

 

夫が地域おこし協力隊として赴任することが決まったとき、役所が住宅を準備してくれた。「お一人ですか?家族も来られますか?」をまず聞かれたので、私は行くかもしれないし行かないかもしれないけど、「妻も一年後は来ます」という返事にしておいて、2LDKの部屋を準備してもらった。

 

役所が借り上げている民間の賃貸住宅の中から候補を2,3選んでくれた中から決めた。やり取りは全部メールで市役所の担当の方と行い、賃貸の契約手続きは全部やってくれた。

 

1 北海道の賃貸住宅にはストーブが標準装備である。

そうかなと思ってはいたが、へええとちょっと驚く。電気?灯油?ガス?とまず思ったが、灯油が標準みたい。灯油の補充が大変じゃんと思ったが、補充はしなくていいんです!

室外から給排気ができる(窓開け換気不要)

九州で灯油ストーブといえば、ガソリンスタンドに行って灯油を買ってきて重たいのを自宅に運んで、ストーブの燃料タンクにちゅぱちゅぱと赤白のホースみたいなポンプで移すという作業をやらなければならない。灯油がなくなるたび、わりとちょいちょい。で、灯油がふきこぼれたりが3回に1回くらいして、ぞうきんでふいて、とってもいやな作業。

 

灯油がなくなりそうなことを発見しても見て見ぬふりして、早く家族のだれかやらないかなと仕事を押し付けあう感じ。

余談だが、私はそれがいやで、自宅を建てるときはオール電化にしたくらいです。でも、エアコン嫌いだったので、蓄熱式暖房器を採用した。(深夜電力で安く蓄熱し、昼間放熱する)

 

北海道では当然そんなちまちまとした灯油の使用量じゃないので、アパートの外に共同の灯油の入れ物があり、各個に使用量が分かるメーターがついている。プロパンガス屋さんが勝手に供給してくれて使用量に応じて請求がくる。戸建ての住宅も同様みたい。

 

このストーブ、とっても優秀です。すぐ温まるし、静かで臭くなく、室外に給排気筒がつながっているからこまめな換気とか必要ない。

ちなみに夫が昨年引っ越してすぐ、調子が悪かったので取り換えてくれたため新品である。

 

2 各戸に駐車場横に倉庫がついている

夏冬で車のタイヤを履き替えるため、履き替えたタイヤの保管場所である。当然ながら九州にはない。

 

各戸に倉庫がある

 

3 ベランダがない家が多い

九州では標準装備のベランダがない。うちにもない。ベランダのあるマンションも見かけるがないところも多い。洗濯物は室内干しが基本のようだが、私はお天気がいい日は外に干したくてたまらない。

 

4 トイレと洗面所(ガス給湯器の横)には水抜き栓がある

冬場は1泊でも留守にするなら、必ず水抜きしないと水が凍って大変なことになるらしい。

そういえばガス給湯器って九州では室外についてるな。

 

5 駐車場は屋根がないので、冬は車を出す前に雪かきしないといけない

戸建て駐車場は屋根付きが多いが、賃貸にはないので毎日本当にご苦労様です。駐車場の位置が肝心で、うちは道路のすぐ横だったので、歩道までの1mくらいを雪かきすればよかったのでラッキーだった。でも自分の車と合わせて15分くらいの運動は汗が出るほどだそうです。

 

道路は国道は国、道道(どうどうって最初違和感)は道、市道はそれぞれの自治体が除雪をやってくれるので夜中から除雪車が働いている(本当にお疲れ様です)。賃貸住宅の敷地は管理会社が手配して、除雪車が毎日ではないが平日の昼間にやってくるそうで、そんなとき休みで家にいると、自分の車の周りだけ残ってもいやなので、大急ぎで車を出すと夫が言っていました。大変!!