風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

コーヒーショップの店員さんの運命的な話②

その後、例のコーヒーショップには時々通っている。

 

kaze2fukaretex.hatenablog.com

 

 

ここで買った豆「ブラジル」がとっても香り高く独特の風味でおいしくて、「ブラジル」ってこんなのだったけ?と思いつつ私って「ブラジル」が好きだったのか!と発見したつもりで、そのあと別のショップとかカルディとかで「ブラジル」を3回か4回か買ってみたけど、どれもこの風味と香りはなかった。

 

全く別の種類の豆のように思える。焙煎の仕方くらいでこんなに変わらないだろうし、産地が独特なのかと思って尋ねてみたが「さあ、今度調べときます」という返事。

なので、近くに来るたびここの「ブラジル」を100gだけひいてもらって買って帰る。

家のミルでひくよりおいしいんだもん。

うん、やっぱり個性的な香り。夫もおいしいという。

チーズケーキもおいしい

 

「彼氏さん夏休みでこっちに来られました?」とその後の話を聞いてみる。

「ハイ!私も4日間休みいただいてけっこう長く一緒にいられました」とうれしそうに報告してくれた。

「指輪もらったの?プロポーズも?」

「指輪はまだできてないのでもらってないんですけど、プロポーズというか・・・、できちゃって」

「え???何が?もしかして妊娠???」

「そうなんです。つい先日分かったばかりで。そんなに何回も会ってないから、まさかこんなにすぐできるとは思ってなかったんですけど」

「えええ?この前三重に行ったとき?」

「はい」

「おおーすごいね!おめでとう!でいいんだよね。子ども欲しかったのよね。」

「はい、子供つくるなら少しでも早い方がいいと思ってたから、授かればいいなと思ってたからうれしいです。」

「彼氏さんも喜んだ?」

「はい」

「子供たちにも話したの?」

「はい、長女(高2)は泣いて喜んでくれて。うれしかったみたいで。長男(中2)はまあ何も言わないけど、荷物持ってくれたり、ゴミ出し自分から行ってくれたりとか気遣ってくれるようになって」

 

店員さんは37のシングルマザー,彼氏さんは38でバツイチで子供はなく、子供ができたらいいなとは思っていたそう。

彼氏さんも大喜び、子供たちも大喜びなら、幸せなことだね!

三重県と北海道の遠距離なのに、すごいね!

 

コーヒーショップにはこの日昼時だったのでお客さんが多くて、入れ替わり立ち替わり入ってくるので、そのたび話は中断しつつ、出て行ったと思ったらまた続きを話し、「外のテラスで飲んでいいですか?」とお客さんが出ていけばやった!と思ってまた話を再開し、そんな感じで途切れ途切れに1時間くらい話していた。

 

予定日もまだ分かってなくて、次病院に行ったとき判断するそう。

出産は春なのでその少し前に籍を入れるそうだ。

「4月くらいかなと思います」というので彼女さんの生理日を聞いて私の計算によれば、「多分3月終わりころだよ、4月じゃないよ」「そうですか?」「うん、私の経験によれば(2回しかないが)」

などと知った風なことを言ったが、まあどっちでもいいか。当たりかどうか今度聞いてみよう。

 

職場にはまだ話していないが、そろそろつわりも始まってきたので予定日がはっきりしたら伝えて、産休、育休を取らせてもらうつもりだそうだ。

 

子供たちは苗字を変えたくないと言うので、だから現在も別れた夫の姓のままだそう。自分はこの苗字になんの思い入れもないので、入籍して彼氏さんの姓にするけど、子供たちは苗字を変えないために、自分だけが戸籍から抜けて子供だけを残すということができるのだそうだ。

 

そして彼氏さんの保険会社では、半年に一度転勤の希望を聞かれるので、これまではずっと独身だったから希望など出すこともなく言われるままどこにでも異動してきたが、今後は「北海道希望」を半年ごとに出すそうだ。

 

7月に初めて話を聞いたときには、下の中2の子供が高校卒業するまであと4年は別居かなと話していたのに、思いがけず新しい子供を授かり、もしかして彼氏さんの北海道転勤がかなえば、みんなで暮らすことになるかもしれないとのことで、なんか、人生なにがどうなるか分からないね。

 

「はい、人生が急に大きく動き出した感じです」って。

 

3人目の子育てもまた一からだけど、余裕をもって楽しめそうだそうです。

ますます幸福度を高めていらっしゃるコーヒーショップの店員さんの話でした。