風に吹かれて

早期退職後の自由でわくわくする暮らしを綴りたいと言いつつ、寂しくて貧乏な暮らしになるかもしれません

夫婦それぞれが二拠点生活だって~断捨離のやましたひでこさん~

先日NHKあさイチに稲垣えみ子さんがゲスト出演され、とってもおもしろかった。

私はこの方の本「魂の退社」に背中をおされ、早期退職を決めたくらいなので、この方の本は全部読んでいるし、とても共感するところが多く面白い人で大好き。

電気を使わない暮らしをまねするつもりはないが、考え方には共感する。

 

そのちょっと前に「徹子の部屋」に断捨離提唱のやましたひでこさんがゲスト出演された番組もとてもおもしろかった。私はこの方を全然知らなかったのだけど、稲垣えみ子さんと相通じるものがあると思った。

 

【二人の共通点】

高学歴で頭が良い。

おしゃれでセンスが良い。(多分背も高くスタイルもいい)

低い声で落ち着いた語り口で品が良い。

物のある暮らしもお金のある暮らしも経験したうえで、物を手放す暮らしに行きつき実行している(多分実験的に)。

なので、最終的に持っている持ち物は実はセンス良く高そうなもの。

過剰なモノにあふれた暮らしが、人生を不自由にしているという考え方。

不要なものを断ち捨て、執着から離れることが人生を自由にする、を提唱しているが別に強制はしていない。自分で実践した結果についていいよ楽しいよと発信している。

 

やましたひでこさんは、さらに「家や土地や人間関係」からも自由になる暮らしを実験的にされているそうで、夫婦それぞれが二拠点生活だって!

現在69才のこの方は、仕事場の東京のほか最近鹿児島県指宿市に居を構え(ホテルらしいが)住民票も移したそうだ。

今はまだ東京が多いが、将来的には指宿に重点を移したいそうだ。

そして、だんなさまは、実家のある石川県と沖縄での二拠点生活をされているとのこと。

沖縄は63才の時、夫婦で石川のご両親を看取ったあとマンションを購入し、三拠点生活を始めたのだそう。だんなさまは指宿より沖縄がいいみたいで、奥様も沖縄に行く時間があまりなくなり、夫婦それぞれに二拠点状態だそうだ。

すごーい、おもしろーい、四拠点じゃーん、すごーい、でも4か所も住まいを持つなんて物を持たない暮らしのようなそうでないような・・・でも人生の自由度を上げるのが断捨離の目的らしいから、自由度おおいに上がってますね。

 

私は子供が巣立った後、夫婦二人で長ーい長すぎる時間をずーっと一緒にいるのかとどうしたもんかと思っていた。「永遠の飯炊き女」になりたくなかった。「卒婚」とか「別居婚」とかいう言葉を検索したりして、別に離婚なんかする気はないけど、ずっと一緒にいなくていい方法を模索していた。どちらかが介護が必要になるまでは、自由にそれぞれがやりたいことをやって暮らすのがいいと思っていた。でもこれは女の側の思うことであって、男は多分いやがる。「飯炊き女」を手放すのは不便だし世間体もある。

どうしたもんかと思ってたところ、定年まで公務員をやると思っていた夫が早期退職と北海道移住を希望した。下の子はまだ学生だったが、私は二つ返事だった。おもしろそうと思ったし、夫を自由にしてあげたようでいて、実は自分も自由になったのである。(夫も自由になりたかったんだな)

 

しかし、夫婦それぞれが別々の二拠点生活だなんて、人生の先輩には学ぶことが多いな。

賢い人たちが実験してくれているのを参考にできるから思いついたことはなんでもやってみたらいいな。

 

やましたひでこさんは、さらに新たな実験を始めているそうだ。

東京の住まいで、友人である自立した女性二人とシェアする生活を始めたそうだ。

血縁地縁ではない人とも繋がっておくことが大事だと強く思うようになったそうで。