今回の旅行で大阪のおばと3日間をともにした。
おばは佐賀出身であるが大阪へ嫁いで40年以上、流ちょうな大阪弁をしゃべる。
おばがたびたび口にする「ほんまや~」がうつって、私も2日目の夜くらいから「ほんまや~」と発するようになった。
という話を、夫に電話で話したら、夫も先月大阪に5日間も出張で行って、大阪の人と過ごして、「ほんまや~」ってさんまちゃんだけでなくみんな言うんよね、と。
一緒に仕事した大阪の人が「ほんまや~」と言うのがおもしろくて、あの手この手で言わせようとして「ほんまや~」が出ると、よっしゃと思ったというのである。
え、それって言われるとうれしいってことよね。
私が2日目から連発し始めたのと通じるものがある。
九州弁だと「ほんなこつ」とか「ほんなこて」というのが近いと思う。
標準語で言うと「本当だね」という意味だが、人との会話の相づちのようなもの。
でも似ているようで全然違うよねという分析をした。
「ほんなこつ」は「本当だね」という共感を示す相づちで、それ以上の意味はない。
が、「ほんまや~」には「ほんま、おもろいなあ(それって)(あんたって)」という相手への称賛とか敬意が行間に込められている気がする。
だから「ほんまや~」と言われるとうれしいし、言わせたいと頑張る。
「ほんまや~」と言ってあげるのも、サービスのひとつというか。
そうか、「ほんまや~」は大阪人が編み出したコミュニケーションの円滑化ツールだったのだ!!
なんと、素敵な言葉。
この考察、合ってます?
夫が「3日間も一緒にいたら、話すことないやろ」と言ったけど、「え?しゃべりっぱなしだったよ。女子トークはエンドレス、3日間しゃべりっぱなしだったから疲れたのよ」と言うと感心された。(あきれられた?)
本当に、たくさんおしゃべりした。
お互いの人生を語るには3日では足りないくらいだ。
母の若い頃の話や、母方兄弟たちの初めて聞く話なども。
私が両親に対して、ちょっと持っていたわだかまりのようなものも聞いてもらったり。
おばから言い出したNISAの話には、私は食いついて、熱く語った!!
帰ってから、本を送った。近くにいたなら、いろいろやってあげられるのにな。