退職したらやりたいことがあった。
やりたいというよりは、やるべきときが来た、今こそやらねばならぬ、やるなら今でしょ、という使命感というか。
ある程度覚悟がいるので、少し先延ばしにしていた。
まずはちょっと、1年くらいはゆっくり自由にのらりくらりうだうだしてもいいんじゃないかと、十分ゆっくりして1年5カ月がたった。
旅行ばっかりして遊んで暮らす毎日は楽しいけど、それだけでいいのか。
いいか悪いかなら全然いいと思うけど、張り合いがないのも事実。
だけど、わざわざ大変なことやらなくてもいいんじゃないかと一歩を踏み出すのに迷いがあった。
この前ちゅらさん(再放送)を見てたら、アパート管理人の丹阿弥谷津子さんが、
「いいわねえ若い人は。超えるべき壁があるって素敵なことよ」
と主人公のエリーが壁に当たってもがいてる様子をみて言った言葉が心に響いた。
超えるべき壁か。
大変なことだからこそやりがいも張り合いもあるんだもんな。
私もやっぱりチャレンジしてみよう。
人生後半戦は思いついたことは何でもやってみようと思っているので。
やってみて無理だと思ったら、やめたければやめればいいし。
周囲の親しい人には前からちらちら話していたことだが、大丈夫?大変じゃない?とだいたい言われる。
大変かもしれないが、私はなんといっても適任なのである。
〇無職で暇
〇健康で元気
〇子育ても終わり親の介護も終わった(こんな50代なかなかいない)
〇孫守もまだない
〇過去お世話になって感謝しており、恩返しをしたいと思っている
とA子ちゃんにこの前一緒に花火を見に行ってごはん食べたときに話したら、「ほんとだ」「適任やん」「あんたこそやるべきだ」と返ってきた。
「でしょう。今日申し込みしてきたんだけどね」
K市が運営するファミリーサポートセンターの協力会員になろうと思っている。
まずは9月期の講習会に参加申し込みをした。
3週間くらいにわたってトータル25時間くらいの講習を受けて終了すると、協力会員として登録され活動することができる。
※ファミリーサポートとは
子供を預かったり、保育園送迎のお手伝いをしたりする有償ボランティアです。
市区町村のファミリーサポート
地域で行われているファミリーサポートは、正式には「ファミリー・サポート・センター事業」といい、子育てを地域で相互援助することを目的としています。内閣府の「地域子ども子育て支援事業」の一環として全国の市区町村で実施されているものです(※1)。
「サポートを受けたい人(依頼会員)」と「サポートを行いたい人(提供会員)」がファミリー・サポート・センターに必要書類を提出して登録をします。依頼会員は説明会への参加、提供会員は講習会や研修の受講が必要となることもあります。
その後、センターのアドバイザーが依頼会員と提供会員の仲介を行い、事前に打ち合わせをします。お互いの利用条件がマッチした場合、依頼会員がサポートを必要とする日に活動が行われます。
平成27年度のデータでは、全国の809市区町村で、ファミリー・サポート・センターの基本事業が行われています(※2)。
昔昔20年くらい前、私は大変お世話になったのだ。
残業の多い年度末の2月3月、どうやって乗り切ろうかと思っていたとき、保育園近くの協力会員の方を紹介してくれた。
当時協力会員が車で送迎することは禁じられていたので(当時はまだ保険とかが未整備だった)、ベビーカーを預けておいて徒歩で保育園に子供二人を迎えに行ってもらい、午後8時半まで預かってもらっていた。(3時間の残業ができた)
夕飯も食べさせてもらえた。
帰ったら風呂に入れて寝せる、だけでよかった。
親はそのあと弁当などを食べる(多分。何を食べていたか忘れたな)
曜日を決めて週に2回か3回かお願いしていたと思う。
そしていよいよ本当の年度末1週間か2週間くらいはどちらかの実家に、まるごと預けていたのだが。
私は実は市民ではなく道民で、年の半分は北海道だけどそこはOKということだったので、あくまでもボランティアなので、できるときにできる範囲でいいはずだから、とりあえず、やってみます!!
身近に赤ちゃんが二人も登場したことだし、彼女らの助けができるかもしれない。